【BiS】女ヲタから始まり横浜アリーナで終わるアイドル | せかいいちかわいい○○○ちゃんをたずねて三千里
BiSさんが解散してしまいました。
アイドル界の異端児として君臨し続けたコンテンツが終わってしまったわけです。
BiS後期には、似たようなアイドルさんが出てきて(運営が意識している)、いわゆる研究員というファンの取り合いが始まりました。
僕からの目線だと、そういう取り合いの波に巻き込まれているのは、
DDと言われる、研究員とは似て非なるファッション研究員で、僕はこの人達を


アパレル店員

と呼びたいと思います。

流行りのTシャツを着て、これいいですよとオススメする。
別に服は作ってないけど売ってる。

流行りのグループのIDOL Tを着て、BiSいいよとオススメする。
別に現場はつくってない。

似てるなーと感じています。(アパレル店員をdisってる訳ではない)



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BiSを知ったきっかけはスゴイ異端で、
2012年の下北エフエムでした。

当日乃木坂を追っかける地上ヲタで、最後のサインプレゼントまで残るために、チアチアとか他のヲタクに席を譲らず、前の2列を乃木カスが牛耳っていました。その時に出てきたのがナグリアイです。
BiSの代わりに出てきたのですが、その時にした曲がすごく良くて。
Nerveです。
そうして僕はその後 BiSには行かずナグリアイ現場に2回行くことになるのです(←ここが可笑しいポイント)
その2回目の現場が、ベルハーの結成2回目のライブでした。そこから私は何故かベルハーを追いかけることになります。


ここで何がいいたいかというと、 BiSさんのせいで今があると言っても過言ではないということです。
正確には研究員のせいかと思っているので、研究員のことは恨んでいます(褒め言葉)。



ではなぜ僕は BiSさんを追っかけなかったのだろうと考えた時に、メンバーにグッとこなかったということもさることながら、研究員とのヲタ力の違いが原因だと思っています。
最初に見た研究員たちは、平日にもかかわらずメンバーが出ないのに下北沢に行っちゃうくらいの人達なので、それはそれは濃い人達です。それだけ BiSにたいする思い入れがある人達で、凄いなとただただ驚くばかりでした。

現場に行ってみると、それはそれは熱狂的で、この人達と同じIDOL Tを着るのはおこがましいなと思っていたので、私は今までに着たことがありません。



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横浜アリーナは以前、RADWIMPSと9mmで来たことがあったのですが、その時同様、人がたくさんいてビックリしました。
何よりもビックリしたのが知り合いの多さです。
バンド現場で知り合いをほとんど作ってなかったので
(軽音サークルの延長線上でしか考えてない感じのグループがたくさんいてイヤだったから)
ここ2年でたくさん増えたなと。
元々の乃木坂での知り合いは4人だけで、あとはそれ以降の知り合いだったので本当にヲタ人脈が広がったなーと。


現場に行くと、研究員らしさが垣間見える会場でした。

まず献花台。
他のアイドルじゃ絶対やらないよね。
考えも面白くて、それをやってのける実行力もあり、感服です。

あと酒。
周りのコンビニのワインとボトル以外が消滅してしまっていた。
過去2回そんなことなかったぞ!


会場でたくさんの人と喋った気がするのですが、
シバタさんと喋ったときがジワジワきました。
ゆっふぃーのほうに行くとのことだったので残念でしたが、最後に話せてよかったなと。
BiSの現場で最初に話した方で、ちゃんとライブを見た横丁夏祭りで最前中央にいらっしゃって、僕が真後ろにいて観ていました。その3日後のアーバンギャルドとのツーマンの時に見かけて声をかけました。
途中や最後に色々ありましたが、僕の中での研究員像はシバタさんを中心に作られたと言っても過言ではないです。

そんなこんなで自分史では初めてのライブ前にチューハイなど4本空けて泥酔入場。

ライブはいろんなところにあがっているレポ通りです。



ライブ前には
解散ライブは、ワンピースのロジャーの公開処刑のような、新世界の始まりになる(といったニュアンス)
という意見があったり、

ライブ後には
最後の最後に、警備やアンコール無しなどで研究員に遊ばせなかったライブ。
飛び道具ばかり使ってきたグループが飛び道具使わずに歌だけでライブしたのは素晴らしい(といったニュアンス)
の意見があり、なるほどなーと思いました。

個人的考察だと
アンコール無しで研究員を不完全燃焼させたのは、次のグループの活動に来て欲しいからなんではないかと思いました。しかし、研究員さんを見るからに燃え尽きてるなーと。


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BiSさんに限らないのですが、多くの人に知られるモノになるために何が重要なんだろうと考えたときに、必要なのが同業者からの支持ではないかという結論に至りました。
特にコンテンツに関しては顕著だなーと思っています。
コンテンツ関連だと芸人さんを見ていれば、どこが熱量あるコンテンツなのかが分かります。
三年前くらいだとみんなAKBだと言ってて、一年前からはももクロ。現在ではでんぱ組.incの名前もちらほらといった感じです。

BiSさんはその流れに乗り切れないうちに解散してしまったのではないか、そう思ったのですが、なんか違うんじゃないかと。

芸人さんはどんなアンテナをしているのかと考えてみました。彼らは一般タレントよりギャラが安め。最近ではネット番組なんかもあり、アイドルもでている。そういった時売れてないアイドルさんと共演とかして、一緒に大きくなろうみたいなことがあったりするのかなーなんて想像しています。


そういったことから取っ付きにくかったんじゃないかなーなんて思ったり。
解散間際だと著名な方々が好きですって言ってたり、同業者のアイドルちゃんも好きだとか言ったり、あざといくらいグッズを身につけてネットにアップしているのが見受けられました。
最後の最後にみんなに愛されるコンテンツになったのかなーと思いました。


ずっと追いかけてはいないので、偉そうなこと言えませんがスゴイいいグループだなーと思いました。



どうしてもアーティストがどこのハコでやった、どこを埋めたとかいう記号的消費が先行してしまいがちです。
BiSが最後だから行った!とかパフォーマンスがアイドルらしくないからよかった!とかいう形で消費されることを危惧している
という意見があって、まさにそうだなーと

個々の思い出があって、なんだかライブ良かったなーくらいがちょうどいいのかな、と思います。

ここで知り合いの研究員のかっつーさんのブログをあげておきます。
自分と違った角度というか研究員からの目線でとてもいいなと思いました。
http://t.co/UZ43AL39Bk



以上です。