サンタさんへ | 坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

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サンタさんへ。

まずはメリークリスマス。

あの、僭越ながらですね、
今年のプレゼントは
ストーンアイランドのジャケットが
欲しいです。(¥64,000)


今年の、と言うよりかは正確には
十数年ぶりの、ですね。


恐らくラストサンタエイジが
12歳くらいだった気がしますので、
18年の時を経た再会なんてのも、
それはまたオツなもんじゃないですか?



というかですね、
プレゼントと言うよりはそう、
サンタさんにお会いしたいんです。


そうです。これは確実にそう。


あの優しさと深みを纏った、
アイデンティティ溢るるあなたの存在を
もう一度この目に焼き付けたいんです。
いや、ちゃんと寝ます。
寝るので来てください。
煙突こそありませんが、
うちはオートロックとか無いので平気です。


少し話が逸れました。
つまりここで言うプレゼントは、
僕がプレゼントを欲しがる理屈は、
あくまで再会への手段であって
目的では無いんです。


野球をするためには
バットとグローブが必要ですよね?

例によって僕がサンタさんに会うには
上記に挙げた服が必要なんです。


いや、これではいけない。
己の欲ばかりでアピールに
欠けておりました。


今年、いい子にしていた自負は
凄まじくあります。



先方との連絡における返信は
即座に済ませてきましたし、
請求書やその他における資料も
滞りなく、齟齬なく、完了させました。
これは凄く良い子です。
(その弾みで、女の子への返信も
瞬時にする癖が付き、
恐らく何人かには引かれている
可能性すら出てきています。)



しかし、大人の世界は
連絡や雑務を普通にこなす事は
常識なようで、誰も褒めてくれません。
おかしいです。
それこそ、サンタさんが毎年来てくれていた
12歳くらいまでは、
確実に褒めてくれていました。
親、親戚、友達、担任、
友達の親、知らないタイ人。
皆褒めてくれていました。
それも今は昔。

世知辛い世の中に対して
降り積もる僕の承認欲求は
いつの間にか化け物のような体躯を
成していました。


このままで本当に化け物となり、
アンコントローラブルな
モンスターと化し、
大阪から淡路島あたりまでの土地を
蹂躙するおぞましい未来が見えます。


しかしプレゼントを貰うとどうでしょう。
そのモンスターの暴挙は一気に沈下し、
綻んで消えていくのが想像出来ます。


さぁ、今こそ、プレゼントを渡す時です。

これはある種のカタストロフィと言っても
過言ではありません。




はい。分かってます。
この懇願に対する情けなさたるや。


同年代の友達は順当に結婚をし
子供を産み、幸せな家庭を築いています。
サンタクロース側にまわっています。

しかし僕はといえば彼女すらおらず、
ファンタジーのサンタさんに
なんか高いブランドの服を要求している始末。

自分でも辟易する程に情けないです。

しかしながらですね、
僕はそんなハッピーな空間と引き換えに
独身というレッテルを連れて、
寒い風に打たれながら
浴びるほどの酒を飲みながらも、
めげずに輝く明日を求めて
毎日クリエイティビティに勤しんでいます。

それを俯瞰で見ると、
めっちゃ可愛くないですか?
キューティ&プリティですよね。
そうなんです。
僕ってめっちゃ可愛いんです。

なので一度騙されたと思って
当日家に来てみてください。
そこで判断してもらっても大丈夫です。



はい、そうですよね。
何か聞こえて来ますよね。

凄くエッジの効いたワードがね。






己で稼げ






そうですよね〜。はは。


そんな事を言われたら
グゥの音も出ません。

グゥの音、出なさ過ぎて草


です。



ワイのグゥの音、行方不明www


というスレッドでも立てますか。


来年はもっともっと稼ぎますわ。
講釈垂れ流して
なんかすんませんでした。