自分の身に何かが降りかかった時に、人によってその捉え方がずいぶん違うことに驚かされることがよくあります。
知り合いのIさんが、人生で初めての手術と入院を経験した時でした。
これまでずっと働き詰めだったから、神様が「少しはお休みしなさい。」って休暇をくださったのよ。
手術して入院なんて言ったら、いくら仕事のことが気にかかるって言ったってどうにもできないから、もう諦めるしかないじゃない?
そう思ったら、仕事の事は忘れて治療に専念しようって開き直れたわ。
何年か前に、Sさんが入院した時のことを思い出して、人によってずいぶんと捉え方が違うなぁ・・・と。
Sさんの時は・・・
もう!
折角これまで一生懸命にやってきた仕事が、こんな病気になったおかげで台無し!なんにもならなくなっちゃったわ!
私って、どうしてこう運がないというか、ついていないんだろう!
全く、イヤになっちゃう!
こんな病気をするくらいなら死んだ方がマシよ!
Sさんには、半狂乱、とまではいかないにしても、かなりの勢いで訴えられました。
病気になったら何もかも台無し!
ゼロ!
もちろん、そういう捉え方を否定するつもりはありません。
病気になるということは不本意ですから、気分も落ち込みますし、自分の身にふりかかった運命を呪いたい気分になることは、いたしかたありません。
ただ、
それが全てかどうか?
を少し考えた方が良いのじゃないのかな、と思います。
〇か×か。
白か黒か。
ゼロか100か。
All or nothing.
病気になったからこそ学べる事がきっとあります。
今まで見えていなかったことが見えてきて視野が広がったり、他人の立場や気持ちを理解することができるようになることもあります。
同じ入院生活を強いられるのであれば、心を閉ざして鬱々とした気分で過ごすよりも、こころを開いて前を向いて過ごしてほしいな、と思います。
Iさんの言葉を聞いて、ホッとしたことは言うまでもありません。
病気に限らず、自分の身に起きた様々な出来事に対しても、ものごとは考えようでいくらでも「不幸」にも「幸福」にも気持ちが傾いていくものです。
もしも、ネガティブな方向に思考が傾いても、そのこと自体を否定するのではなく、
「いや、待てよ。こう思うことがすべてじゃないよね。他にどんな考え方があるのかなぁ?」と、頭をひねってみると良いかもしれませんね。
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