前回のこの投稿↓↓から時は経て。



この時のRも6年生、無事黄帯となりました。


道場にはまたかつてのRのような子、Hが入門してきました。

稽古前もみんなと遊ばずに、みんなが遊んでいるのをひとり見ています。

「Hも一緒に鬼ごっこしなよ」と言っても輪に入れずに、昔のRのように、みんなが遊んでいるのを見ています。

そこで6年生となったRにHと話をしてくれるよう頼んでみました


Rも上級生となったものの物静かなのは変わりません。

はたして・・・と思いましたが。

その日、RはHに話しかけてくれました。

もちろん何を話しているのか、楽しいのかもわかりませんが、

稽古が始まるまで二人は話していました。

稽古が終わり私は、Rに「学校で見かけたら話しかけてね」とまたお願いしました。

HだってRだってもちろん学校には友達がいるでしょうが。

学校の友達とは違う、同じ空手をしている同士として仲良くなって欲しいと思ったからです。

一週間後。

Rは稽古を休みましたが、Hは一人にはならず、別の子と話をしていました。

しかし相変わらず、鬼ごっこの輪には入れません。

そして、さらに一週間後

鬼ごっこが始まると、鬼にHを追いかけさせました。Hはすぐに
逃げはじめ、そのまま鬼ごっこの輪の中に入っていきました。

今Rは鬼ごっこでは鬼役を引き受けてくれるようになり、積極的に後輩を追いかけ回し下級生のウォーミングアップをしてくれています。

もちろん空手も教えてくれています。