God dag<グダー>(こんにちは。)
<<現在地、ストックホルム(@スウェーデン)>>
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ジョージア、カズベキ
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[前回記事→クタイシからトビリシへ。特に問題ない道のり。]
トビリシに到着した翌日、カズベキ(Kazbegi)というところに日帰りで行ってみることにしました。
カズベキは公式にはステファンツミンダ(Stepantsminda)という名前に変わったようですが、現在も一般的には"カズベキ"と呼ばれています。
トビリシから157km離れた、ロシアとの国境からわずか15kmのところに位置しています。
四方を山に囲まれたこの村の標高は1740メートル。
間近にそびえる標高5047メートルのカズベキ山(Mount Kazbek)を臨むことができます。
まずは旧市街地にある宿からメトロでバスターミナルのあるDidube(ディドゥベ)まで行きます。
6時頃に宿を出たのでとても暗い。街の中心部にある自由の広場(Liberty Square)近くのメトロ駅、Liberty Square駅までは徒歩10分くらい。
まずはメトロのカードを2GEL(=123YEN)で購入。そこに好きなだけチャージしてから乗るシステムのようです。
片道0.5GEL(=30YEN)。
プラットホームへと続くエスカレータは超高速。
心のなかで「いっせーのーせ」って言わないと乗ることができないレベルで、とてもこわかったです。しかも長い。
ディドゥベまでは数駅だったのですぐに着きました。
まだ7時前だったのでとても暗かったです。
マルシュルートカで向かおうと思いうろうろしていたら、近くにいたおじさんに「カズベキ?」と聞かれて、「はい。」と言ったら場所を教えてくれました。
言われたところに行ってマルシュルートカに座ってみたら、
運転手さんに「お客さんが集まるまで時間が掛かるからジープで行きなよっ」て言われて、
ジープで行くことになりました。
しかも私しかいなくて、貸し切りでした。マルシュルートカと同じ値段の15GEL(=922YEN)で行ってくれたので助かりました。
7:00にトビリシ発。
途中で教会のところで止まってくれたり、ジョージア語でいろいろ説明してくれたりしました。
全く理解はできませんでしたけど、優しいおじさんでした。
途中で羊の群れに出くわしました。
次は牛です。
このような光景は日常的なことのようで、おじさんも羊さんも特に動じることなくお互いに道を譲り合っていました。
「カズベキ!」とおじさんがいう方向を見てみると、雪をかぶったカズベキ山が見えました。
もうすぐカズベキ村に着きますね。
ジープは山の景色を見ながら進んでいきます。
9:00頃にカズベキの中心部に到着。
ジープのおじさんが帰りのマルシュルートカの時間を教えてくれたので安心です。
13:30, 15:30, 17:40があるらしい。
さて、ここから岡の上にあるツミンダ・サメバ教会( Tsminda Sameba Church)を目指します。
途中でところどころに矢印があるので道に迷うことはなさそうです。
のんびりと周りの景色を見ながら登ることにしました。
こんな可愛い子がなぜかじっと見つめてきたりします。
登っている途中でカズベキ山が見え隠れします。
雪をかぶった姿が美しい。
1時間ほど歩くと、岡の上に到着しました。
景色と調和する十字架。夏に来ると草は緑で花も咲いていたりととても美しいようです。このときは秋。冬の準備をするため草は秋の色に変化していました。
この日はとても晴れていたのにカズベキ山には雲がかかっていて少し残念でした。
(奥に見えるのがカズベキ山です。)
馬がたくさんいました。のどかだなあ。
馬に乗って回ることもできるみたいで、利用している観光客も見かけました。
目的地であるツミンダサメバ教会の方に目を向けると、
お城のような佇まいで岡の上に建っていました。
グルジア正教を国教とするこの国。どれだけ多くの人がこの教会に足を運んだんだろう。
冬はマイナス30度にもなるというこの地域。そしてロシアとの国境に位置する地理的な状況。
そのような厳しい気候や政治的な環境をこの教会は見守り、人々の心を助けてきたに違いない。
雪をかぶった山々を見ながら、ここは人々にとって天国の山なのかもしれないと思いました。
平和な景色でした。
しばらくぼーっと眺めていましたが、寒くなってきたので帰ります。
帰りの眺めも素晴らしい。
山に囲まれた村であることをもう一度確認しました。
歩いていると道端でおしゃべりをしているおじさんとかがにこやかに声をかけてくれます。
途中でなぜか見知らぬおじさんが車でマルシュルートカの集まる中心部まで送ってくれました。
「教会まで行って来たのか。よかった、よかった。」と喜んでいました。
この国のよさを知ってもらいたいという優しさを感じます。
おなかがすいたので近くの食堂に入ってみました。
そこで食べたチキンスープがこの世のものかと疑うくらい美味しかったです。
何気なく頼んだのに、あまりのクオリティーの高さに驚きました。わざわざ店員さんに「めっちゃ美味しいです。」って言ったくらい美味しかったです。
さすが美食の国。
まさにここは、あらゆる意味で天国でした。
<<現在地、ストックホルム(@スウェーデン)>>
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ジョージア、カズベキ
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[前回記事→クタイシからトビリシへ。特に問題ない道のり。]
トビリシに到着した翌日、カズベキ(Kazbegi)というところに日帰りで行ってみることにしました。
カズベキは公式にはステファンツミンダ(Stepantsminda)という名前に変わったようですが、現在も一般的には"カズベキ"と呼ばれています。
トビリシから157km離れた、ロシアとの国境からわずか15kmのところに位置しています。
四方を山に囲まれたこの村の標高は1740メートル。
間近にそびえる標高5047メートルのカズベキ山(Mount Kazbek)を臨むことができます。
まずは旧市街地にある宿からメトロでバスターミナルのあるDidube(ディドゥベ)まで行きます。
6時頃に宿を出たのでとても暗い。街の中心部にある自由の広場(Liberty Square)近くのメトロ駅、Liberty Square駅までは徒歩10分くらい。
まずはメトロのカードを2GEL(=123YEN)で購入。そこに好きなだけチャージしてから乗るシステムのようです。
片道0.5GEL(=30YEN)。
プラットホームへと続くエスカレータは超高速。
心のなかで「いっせーのーせ」って言わないと乗ることができないレベルで、とてもこわかったです。しかも長い。
ディドゥベまでは数駅だったのですぐに着きました。
まだ7時前だったのでとても暗かったです。
マルシュルートカで向かおうと思いうろうろしていたら、近くにいたおじさんに「カズベキ?」と聞かれて、「はい。」と言ったら場所を教えてくれました。
言われたところに行ってマルシュルートカに座ってみたら、
運転手さんに「お客さんが集まるまで時間が掛かるからジープで行きなよっ」て言われて、
ジープで行くことになりました。
しかも私しかいなくて、貸し切りでした。マルシュルートカと同じ値段の15GEL(=922YEN)で行ってくれたので助かりました。
7:00にトビリシ発。
途中で教会のところで止まってくれたり、ジョージア語でいろいろ説明してくれたりしました。
全く理解はできませんでしたけど、優しいおじさんでした。
途中で羊の群れに出くわしました。
次は牛です。
このような光景は日常的なことのようで、おじさんも羊さんも特に動じることなくお互いに道を譲り合っていました。
「カズベキ!」とおじさんがいう方向を見てみると、雪をかぶったカズベキ山が見えました。
もうすぐカズベキ村に着きますね。
ジープは山の景色を見ながら進んでいきます。
9:00頃にカズベキの中心部に到着。
ジープのおじさんが帰りのマルシュルートカの時間を教えてくれたので安心です。
13:30, 15:30, 17:40があるらしい。
さて、ここから岡の上にあるツミンダ・サメバ教会( Tsminda Sameba Church)を目指します。
途中でところどころに矢印があるので道に迷うことはなさそうです。
のんびりと周りの景色を見ながら登ることにしました。
こんな可愛い子がなぜかじっと見つめてきたりします。
登っている途中でカズベキ山が見え隠れします。
雪をかぶった姿が美しい。
1時間ほど歩くと、岡の上に到着しました。
景色と調和する十字架。夏に来ると草は緑で花も咲いていたりととても美しいようです。このときは秋。冬の準備をするため草は秋の色に変化していました。
この日はとても晴れていたのにカズベキ山には雲がかかっていて少し残念でした。
(奥に見えるのがカズベキ山です。)
馬がたくさんいました。のどかだなあ。
馬に乗って回ることもできるみたいで、利用している観光客も見かけました。
目的地であるツミンダサメバ教会の方に目を向けると、
お城のような佇まいで岡の上に建っていました。
グルジア正教を国教とするこの国。どれだけ多くの人がこの教会に足を運んだんだろう。
冬はマイナス30度にもなるというこの地域。そしてロシアとの国境に位置する地理的な状況。
そのような厳しい気候や政治的な環境をこの教会は見守り、人々の心を助けてきたに違いない。
雪をかぶった山々を見ながら、ここは人々にとって天国の山なのかもしれないと思いました。
平和な景色でした。
しばらくぼーっと眺めていましたが、寒くなってきたので帰ります。
帰りの眺めも素晴らしい。
山に囲まれた村であることをもう一度確認しました。
歩いていると道端でおしゃべりをしているおじさんとかがにこやかに声をかけてくれます。
途中でなぜか見知らぬおじさんが車でマルシュルートカの集まる中心部まで送ってくれました。
「教会まで行って来たのか。よかった、よかった。」と喜んでいました。
この国のよさを知ってもらいたいという優しさを感じます。
おなかがすいたので近くの食堂に入ってみました。
そこで食べたチキンスープがこの世のものかと疑うくらい美味しかったです。
何気なく頼んだのに、あまりのクオリティーの高さに驚きました。わざわざ店員さんに「めっちゃ美味しいです。」って言ったくらい美味しかったです。
さすが美食の国。
まさにここは、あらゆる意味で天国でした。