【吹田市議会 手話言語条例案のゆくえ】

 

こんなことがあっていいのか?

 

議員提案の手話言語条例案についてである。

 

先週の健康福祉常任委員会での結論は「継続審査」となっていた。

ところが、今日の議会運営委員会で、8月7日の本会議最終日では「継続審査に反対する」と表明した会派が3つあった。

自民党、公明党、維新の会。

 

委員会での結論が出た後に、おそらくこの3つの会派で相談し、このようにしようとなったのであろう。

今日の議会運営委員会の前にすでに事務局に話が通っており、その場合の段取りについてスムーズに説明されたからだ。

 

健康福祉委員会での委員同士の協議では、コミュニケーション条例にしたほうが良いとの意見もあり、継続審査中に他市の事例を研究し、条例を修正するなどして、9月の委員会で結論を出すことになっていた。どこに視察に行きたいか、昨日までに申し出ることになっていたようだ。

もちろん全員一致で。

 

委員会で表明した態度を翻すなど、道義的に許されないというのが通説である。

1期目のみなさん、これが普通だと思わないでください。

過去、何度かあったが、今回はそうではない。

自分も間違えたことがあり、本会議で態度を変えるのですみませんと、各会派に謝りに行ったことがある。

 

今回は平然とやってのける。

しかも議会の正副議長会派が、である。

 

【今後の流れ】

本会議最終日、継続審査とする取り扱いが否決される。

本会議で他の議案の採決をすべて終え、いったん休憩。

健康福祉委員会を開く。そこでおそらく反対の意見が多数になるのではないかと思う。継続審査に反対した会派のみなさんが反対に回るのではなかろうか。どんな理由をもって継続審査をやめるというのか聞いてみたい。

結論が出たら、本会議を再開し、採決するという流れになると思う。

 

気になる方はぜひ傍聴しに来てほしい。

 

というわけで、最初の定例会の本会議が終わるのは遅くなると思う。

8月7日の本会議終了後に予定していた女性議員の会の交流も、おそらく中止になるだろう。

そんなことしている場合ではなさそうだ。