当初予算などを審議する予算委員会の分科会も一昨日おわり、あとは15日の総括質疑と、討論・採決を残すところとなりました。
条例などを審議する委員会も全て終了し、あとは22日の本会議での討論・採決になります。
市内12箇所にある児童館に関する条例改正は、健康福祉委員会で、継続審議とされました。
昨年のように、委員会での態度を他の会派が翻さなければ(それが通常なのですが、何度か異常なことが起こっているのです)、本会議最終日でも継続審議とし、次の定例会に送ることを議決される見通しとなりました。
児童館条例の改正内容(簡単にいうと…)
北千里を除く児童館で、対象を中学生にまで広げる
高城児童館を日の出住宅跡地に移転建て替えするタイミングで、直営から指定管理者制度に変える
日の出児童館を高校生まで対象拡大し、日曜閉館とする
というもの。
指定管理者については、千里山竹園児童センターができたとき(15年くらい前かな)、地域住民で構成された団体により運営するということを前提に指定管理者制度が導入されました。もちろん非営利の団体です。
まちなかリビング北千里の中にできた児童センターオープン前に、指定管理者の枠を地域団体から、法人一般に広げました。
私達は反対しましたが賛成多数で可決。
現在図書館流通協会という株式会社が、まちなかリビングの指定管理者の代表企業となっています。
実態は社福法人が指定管理者の構成団体にはいり、児童館の運営を担っています。
なお、高校生も夕方以降、北千里の児童館を使えるようにしていますが、今のところは目的外使用を許可するという形です。指定管理者の再公募のタイミングで、こちらも高校生まで使えるようにするのではないかと思います。委員会ではそのあたりどういうやり取りがあったのかはわかりません。
高城児童館周辺の住民や自治会からは、なぜこのような対象拡大をするのか?日曜休みってニーズと合ってるのか?新しい事業をするのなら、これまで通り市がやってほしいなど、様々な疑問や意見が出されています。
そのことに市が十分答えきれていない中で、議会としては慎重に審議すべきとして継続審議となったようです。
児童館の運営委員会には、地域から委員を出してもらい、様々な児童館の企画に一緒に取り組まれていますから、地域の一定の理解がないといけませんよね。
まあ、今まで通りの内容なら場所が変わるだけなので引き続き直営でやることになりますが、指定管理を入れるために、運営の仕方を変えようとしたのではないか、と感じます。
わたしも自分の所属委員会が同時に開かれていたので、児童館の審議内容をずっと聞いていたわけではありませんが、ザックリいうとこんなところでした。