こんにちは。Hymnka-ヒムカ-です。

 

日本の芸能界で、男性アイドルという新機軸を打ち出し偉業を成し遂げた、ジャニー喜多川さんがお亡くなりになったというニュースを聞いて。

 

深く哀悼の意を表します。

 

日頃は、人の悲しみに触れた場合、あえてその方の出生図は見ないのです。

が、あまりにも愛された存在だったジャニーさんのお別れの時なので、感謝の意とともに拝見し、それを手向けたいと思います。

 

 

【ジャニー喜多川さん】

1931年10月23日 ロスアンジェルス 生まれ 時間不明

 

出生時間がわからない、Wikipediaによる情報です。

エンタメ業界で名を馳せられたジャニーさん。

帰国子女だったのですね。しかもお父様は僧籍の人。

 

 

 

太陽天秤座、月は、ちょっと怪しいですね、牡羊かもしれません。

 

ひと言で言ってジャニーさんのホロスコープのイメージは、

 

「エネルギーの放出」

 

火力が強く表れているのを感じました。

 

エレメントで見ると

火:2(月入れたら3)

風:1

水:5(月抜かせば4)

土:2

 

と、水が多いのですが、

 

惑星のパワーバランスを見ると、

 

火星、土星が強く、

金星、太陽が弱く、

そして木星は獅子座にあり、月は牡羊かも。

 

モードは

活動:4(月入れたら5)

不動:4

柔軟:2(月抜かしたら1)

 

業界を牽引するだけの強さがジャニーさんに宿っていることが見て取れます。

 

 

あれだけの数と規模の興行をプロデュースし、アイドルをデビューさせ、成功させ、ジャニーズ帝国を作り上げた。

実際、昭和の最後から平成の時代、芸能界はジャニーズのタレントさんに席巻されていました。

ファンにはとても嬉しいことなのですが、これは異常というべきもので、事務所の力の強さをまざまざと感じさせられたのを覚えています。

 

この功績は、やっぱり質の高い火のパワーの賜物かと思います。

強い火星が冥王星、月と水のグランドトライン(月はサイン違いの可能性も)。

 

冥王星が火星にいい刺激を与え、彼のパッションは常にドライブがかかった状態だったでしょう。

 

 

 

 

「ジャニーズ系」という男子キャラクターの創造

 

 

そしてジャニーさんが行ったエンタメ業界での功績の中で一番の出色、それは「ジャニーズ系」という、それまでにはなかった中性的な魅力の男の子のタイプを世に広めたこと。

これこそ最大の「創造」だと私は思います。

 

実際、ジャニーズ以前とジャニーズ以後の男性の容姿は全く変わってしまいました。

 

それまでは、宝塚歌劇くらいにしか、少女マンガに出てくるような「実体」はいなかったのに、テレビをつけさえすれば、キラキラした男子(少年)に会えるようになってしまったのです。

 

そこから、男性自身もそんな容姿を目指すのが社会現象となり、「ジャニーズ系」という言葉が生まれ、今では日本中はその向きの男の子で溢れています。

 

これを星から読み解くと、

ジャニーさんの金星の性質が、芸術ではなく娯楽志向の傾向を強めた要因でもあり、この「ジャニーズ系」を生み出したのだと考えます。

 

この金星は天秤座の守護星で、ジャニーさんの太陽がそこに入っていて、海王星ともセクスタイルをとっていますので、エンタメ界の裏方で、自分が出ずにスターを作り上げた人生というのも納得です。

 

出典:AC

 

 

ジャニーズのデビューシステムの構築

 

 

強い山羊の土星が火星にも水星にも、ゆるいですが、いい影響を与えていいます。ここに鍛錬や修行といった意味での強さが加わってきますね。努力、成し遂げることへの強いモチベーション。

 

それは、こんなところに出ているのかも。

 

 

レッスンや合宿所での共同生活。

 

ジュニアから這い上がり、デビューへの道をつかむために切磋琢磨させるシステム。

 

 

これも現代の修行ではないでしょうか。

ダンスや歌、楽器やスポーツなど、身体能力は火星ではかられます。そして頭の良さ、コミュニケーション能力は水星が司ります。習得には時間がかかりますから、土星の影響は必須かと思います。

 

 

出生図はもちろん、ジャニーさん本人の資質として読むのですが、発案する内容がことごとく星と関係しているのがわかってちょっとビックリ。

 

 

 

 

 

 

 

*…◯ 閑話休題 ◯…*

 

出典:AC

 

 

 

環境に負けないメンタルの強さ

 

生まれ育った時代も鑑みると、ふわっとした印象ながら、意思と努力で自らの人生を切り開いた方だろうなと思います。

 

なぜなら、日系2世でアメリカに生まれ、幼少期は自分のいる国が生まれた国と戦争をしているなんて、自らのアイデンティティにネガティブなアタックがあったのは容易に想像できます。どちらにも属せない(日本か、アメリカか)、この疎外感はきっと御姉弟の絆を強くしたろうと思います。

 

ジャニーズ帝国では、実際のマネジメントはお姉様が行っていたとの情報もあったのですが、これはディズニーの、ウォルトがイメージクリエイター、兄が実務をするという、二人三脚での偉業達成という図にとてもよく当てはまります。ディズニー一族もフランスからの移民の家系ですよね…それでアメリカン・ドリームを成し遂げた…

 

ウォルトの途方もない「夢を見る力」が文化を生み出しました。ジャニーさんも同じで、男性アイドルという文化を生み出したのですね。

 

 

 

 

 

 

 

突拍子のないグループ名の命名

 

 

これはちょっと月魚の天然ぽさが感じられる部分です。

 

 

⚫︎フォーリーブス

(four leaves 、複数だからリーブスなのですが、

「ブスってつくアイドルって」…と思った人多いはず!)

 

⚫︎シブがき隊

(渋いガキって…その当時、アイドルにそんなやさぐれた名前つけるなんて!と思った人もいたはず!)

 

⚫︎少年隊

(そのまんまだけど、おっさんになったらどうするの?

当時は少年って17歳くらいまでのイメージで考えてた人多いはず!)

 

⚫︎The Good-bye

最初から「さようなら」って言っちゃうグループなんて…

 

⚫︎忍者

え?

 

 

⚫︎Kinki-Kids

横文字なのに、近畿とか地名を入れてくるあたり、それとkidsを絡ませるあたり、もう異次元的なネーミング。

 

⚫︎嵐

初め聞いたとき、名付けの意味がわからなかった人、多いはず!波乱含みのイメージしかないのに…よかったね。

 

⚫︎Hey!Say!Jump

ついに来たか…オヤジギャグ風味。

 

⚫︎SexyZone

これはダメでしょ!と思った人、多いはず!

 

 

とまあ、挙げればきりがありませんが、

インパクト大ですぐに覚えられてしまうものばかり。

 

グループ名を二度見するってこと、ジャニーズ以外ではなかった気がします。

 

このかっ飛び方、やはり月魚かもしれません!

戦略だったらもっと怖い!
 

出典:AC

 

 

 

ああ、それにしても、味わい深く、愛された方ですね…

 

「You、やっちゃいなよ」という、ジャニーさんの口マネを所属タレントが明るくするたびに、ああ、この人は優しくて明るい人なのだな、という印象を受けましたが、実はその内面には自分自身のアイデンティティに対する模索、悩みの時期があり、それを非常な意志の力で乗り越えた上でかぶったペルソナなのだろうな、と今回のことで感じました。それにしても、なんと魅力あるペルソナか!

 

 

最後に。

 

いろんな方のお悔やみがニュースで流れていますが、

私は、元シブがき隊での本木雅弘さんのコメントにグッと胸をつかまれ、これこそジャニーさんの愛したものだろうと確信しました。

 

 

<以下引用>

 

<……本木雅弘は

「14歳の終わり、『じゃあ来週からね』と、信愛のこもった笑顔で駅の改札まで見送っていただきました。帰路の電車の中でとまらなかった、あの大望に満ちた胸の高鳴りが自分の原点です」と事務所を通じて、同氏との思い出を明かしている。……>

 

(引用元:ニフティニュースhttps://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12184-49262/ )

 

 

大望。

 

それこそ、ジャニーさんの心の甘い蜜、虜になったものだったのではと思います。

 

少年が、その小さな胸を大きな夢でいっぱいに膨らませ、未来を夢見るその瞬間を、ジャニーさんはこよなく愛していたのだろうと。

 

そしてかつて自分がそうだった、あの若い心が持つ甘酸っぱい大望を感じる瞬間を、少年たちを通して何回も擬似体験していたのだろうと思います。

 

 

果てなき夢を見るために。

 

ジャニーさん。

どうぞ安らかにお眠りください。