獅子座

 

獅子座

二区分:マスキュリン

三区分:不動

エレメント:火

守護星:太陽

 

英雄ヘラクレスに退治された、ネメアの森の人食いライオン。退治された後、天に上がって星座となったという伝説を持ちます。

百獣の王と言われるライオンには、雄々しさや自分をセンタードする(中心)強さがあります。

度胸の良さ、ひるまない勇気、胆力、度量の広さ。

大勢の中で抜きん出た存在感。

人を惹きつける有り余る魅力。

自分を肯定する力強い気概。

すべてを自らの中から発したい、クリエイティビティ。

 

太陽が守護星となったのも宜なるかな。

 

黄道上でもひときわ光り輝き、その心臓に恒星レグルスを抱く、5番目のサインです。

 

 

このサインに星のある人は、誰よりも自分を輝かせることを知っています。

堂々と主張し、生を楽しんでいるかのようです。

その一方で、孤独を悲しむ寂しがり屋な一面も。光は分け与えてこそ価値がある、と言わんばかりです。

ただし、その光を自らの欲望を満たすだけに使う獅子座は、他から疎まれます。

誇り高いサインだからこそ、見渡す視点の高さと雄々しくたち上がる姿勢が何より大切でもあるのです。

 

 

 

太陽が獅子座にあれば、

その人のクリエイティビティは最高に高いクオリティで放出されるでしょう。創造力を発揮すること、表現することを心から欲し、そして楽しむでしょう。

周りから頼られる度量の大きさがあり、自らが動かなくても長として選ばれてしまいます。またそれを当然のようにこなします。自分の存在を恵まれたものとして無意識のうちに位置づけ、自分が大好きと公言できる素直さや単純さもあるでしょう。反面孤独に弱く、注目されないと途端にひねくれてしまいます。(ルーラー)

 

 

月が獅子座にあれば、

自己を中心に置いた感情が宿ります。特に幼少期にはこの傾向が強く出て、自分の思い通りにならないと、どうにかして周りを動かそうと泣いたり癇癪を起こしたりしがちです。おだてられたり、自分を重要人物のように扱ったりされると喜びますが、その他大勢の扱いを受けると途端に意気消沈し、ネガティブな感情に身を任せてしまいます。プライドとは本来何なのかをじっくり考えられる壮年期になると、落ち着きが出て、本当の意味での「大物」となる胆力が出てきます。

 

 

水星が獅子座にあれば、

知性を司る水星と獅子座の関係は、強さとともに弱さももち合わせています。知性が自分発信で働く場合は、生き生きとした表現力に富み、ドラマティックな言葉やパフォーマンスで見る人を魅了します。説得や演説もエネルギッシュでカリスマチックな熱を帯びます。一方、視点が自分ではない場合は、その知性の受け取り方に迷いが生じます。他の人の考え方や知性の成り立ちを理解することに困難を感じやすくなります。自分以外の考えや理論があることを、知ることが重要となります。

 

 

金星が獅子座にあれば、

芸術的な能力が自己中心性を持って発揮されます。演劇で言えば主役、自分の世界観を持ってそれを本能的に知らしめる才能を持っています。温かな愛情を注ぎ、一緒にいると生きる喜びを感じられる、生命力あふれる魅力をその人にもたらします。ただ、多分に自分本位なところも強調されるので、高圧的な印象を周りに与えることも事実。自分に対する良いレスポンスが欲しいために演技することも厭わず、結局は他人の目に振り回されることにもなりかねません。全体性を学ぶと、ピュアな美しさが引き立ってきます。

 

 

 

火星が獅子座にあれば、

理想に向かってひた走る、純粋な情熱を持ちます。牡羊座や射手座と違い、なりふり構わない態度ではなく、優雅で芝居掛かった示し方になります。目的へ向かうスピードがやや遅くなり、野蛮さも少なくなります。自己陶酔が邪魔をするのです。そうはいっても、心身ともにタフで温かな心を持つ、頼れる要素を与えて来るので、ここがうまく機能すると、リーダーやトップの器を遺憾なく発揮することができます。温かでエネルギッシュな情熱の出し方は、カリスマティックな魅力にあふれることでしょう。

 

 

木星が獅子座にあれば、

優しく寛容で、弱い者を助け、悪いものに鉄槌を下す、ヒーローイズムを意識する人となるでしょう。鷹揚で優雅な身のこなし、うっとりするような笑顔とともに、優しく周りに慈愛を振りまきます。ただしそれは、誰かに「褒められる」前提であることが多い、それが獅子座のクオリティです。承認欲求が12サイン中1番強いので、息をすることでさえ誰かに認められたいと願う本能が標準装備されているのです。木星の性質と相容れないこの「自己中心性」を克服することが、獅子座に木星を持つ人の課題です。

 

 

 

土星が獅子座にあれば、

圧力で自分の力を他人に認めさせようとする傾向が強まるでしょう。プライドを頑固に守ろうとし、尊大で不寛容なイメージを纏うようになります。土星の持つ「責任」や「秩序」の概念を自分本位で押し付けてくるような、有無を言わさない暴君の素養を備えさせてしまうのです。視野を広く持ち、この世の中は自分だけが存在しているのではないこと、もしくは自分と他人は同じ価値を持っていることが感情的にわかるようになるにはだいぶ時間がかかります。(デトリメント)

 

 

 

 

獅子座の有名人

 

晴れ太陽晴れ

 

ココ・シャネル

壇れい

ミック・ジャガー

窪田正孝

 

お月様お月様

 

 

カトリーヌ・ドヌーブ

クリステン・ダンスト

 

宝石ブルー水星宝石ブルー

 

ロジャー・フェデラー(テニスプレイヤー)

キャメロン・ディアズ

 

宝石緑金星宝石緑

 

ベネディクト・カンバーバッチ

ホイットニー・ヒューストン

 

宝石赤火星宝石赤

 

ジョディ・フォスター

ジョージ・クルーニー

エマニュエル・マクロン

 

宝石紫木星宝石紫

 

ウーピィ・ゴールドバーグ

小林麻耶

 

 

手裏剣土星手裏剣

 

ビル・クリントン

山里亮太

 

なお、私の偏愛するアルフォンス・ミュシャ(1860年7月24日生まれ)は、ほとんどが獅子座の星を持っている(太陽、水星、木星、土星)。