4月12日


無事に入学式を終え、晴れてピカピカの一年生になりました。




小学部、中学部、高等部が合同の特別支援学校入学式。



小学部の新入生は伊吹一人だけですが、中学部、高等部は、新入生のお兄ちゃんお姉ちゃんが大勢いました。



沢山のことを乗り越えてそれぞれこの場に立っている先輩達の姿は、とても頼もしく格好良かったです。






在校生や先生方、保護者や来賓の方々などの拍手の中入場。



伊吹はこれまで聞いたことのない大きな拍手の音に驚いたのか、プルプルと震え出し筋緊張が入っていました。



バギーを押す私もちがう緊張で身体がプルプル。笑



唾液の分泌もいつもより多く、式典中は起きていた様子でしたが、一時間弱の間ずっと落ち着いて過ごすことができました。






この日がくるまでは涙涙で一体どうなるんだろうと思っていたけど、実際は隣の伊吹をチラチラと気にかけるのに精一杯で、涙を流す暇もありませんでした。



帰りの車内でようやく想いが込み上げてきて、数日経った今もまだ胸がいっぱいです。







それぞれ新入生の胸には生花のブローチ。



親バカながら可愛くて、本当に立派でした。



こんな日がやってくるなんてね。










伊吹が生まれて6年半。



この世の中には何て理不尽で悲しい事があるんだろうと、全てを諦め投げ出したくなった時がありました。



誰にも迷惑をかけずに、そしてこの子が苦しまずにすむ方法があるのなら、抱っこをしながら一緒にこの世から消えてしまいたいと思ったことも。






心を亡くしかける度にまた何度も歩き出せたのは、伊吹の生きようとする力と、そして周りの人達のおかげです。



毎日命を繋ぐだけで精一杯だった伊吹が、今はもう小学校一年生。



辛いことを乗り越えた先のこの身に余るほどの幸せが、どれだけ有難いものなのかを忘れずに、これからも一日一日を大切に過ごしていきたいです。










親の願いはみんな同じ。



どうか沢山の人に愛されて、少しでも多くの幸せを感じながら、すくすく元気な小学校生活を送ってほしい。



それ以上何も望むことはありません。






ピカピカの一年生おめでとう 🌸



同じくこの春、入園入学を迎えたみんなも、本当におめでとうございます。



いつも伊吹の成長を温かく見守ってくれている皆さんに、この溢れんばかりの感謝の気持ちが伝わっていますように。