2024年5月3日

 午後。とても電波の悪い地域にいる。午前中は、とても忙しかった!!(ふう)日程の合間に、急いでブログの続編を書く。ちゃんと掲載出来ますように!!

 3月の下旬、自民党執行部の5人の県議が、宇留賀副知事の続投問題で最初に知事応接室にやって来た際、(事前にどんな話なのかを知りながらも)あえて宇留賀副知事を含む2人の知事に同席してもらった!!

 2度目の協議の際にも、津久井副知事に同席をお願いした。これはこれで、良かったと思う!!知事と執行部との話し合いの中身はもちろんのこと、2人の副知事に、その場での執行部の方々の発言や、会議の雰囲気を知ってもらうことが出来たからだ!!

 正確には憶えていないが、宇留賀副知事自身から「経産省を退職する意思」を直接、聞いたのは、上記の会議の数ヶ月前だったと思う。

 井下幹事長が何度も繰り返していたのは、「なぜ、知事は宇留賀副知事の意向を知った段階で、我々に相談してくれなかったのか?もっと県議団の代表である自分たちを信頼してもいいのではないか?」という点だった!!

 繰り返すが、「副知事の同意人事」という重要案件に関する情報が、議決権を有する議会、特に最大会派の自民党県議団に知らせる前に「外部に漏れてしまった」ことは、本当に申し訳なく思っている!!

 それは全て、「情報管理を甘く見ていた」知事の責任だ!!(ガクッ)加えて言うと、今回の情報漏洩(?)は、やむを得ない経緯だった。誰かを責めるつもりはない!!

 後から考えると、もう少し早いタイミングで、伝えることは出来たかもしれないとも思う!!が、今、振り返ってみて、宇留賀副知事から気持ちを打ち明けられた段階で、この話を自民党県議団執行部に伝えるのは、難しかったと感じている!!5人の県議を信頼していないからではない!!

 宇留賀副知事と自分が最も懸念していたのは、この問題で群馬県と経産省の関係が拗れることだった!!その時点では、まだどんな形で経産省を退職するのかも、決まっていなかった。

 万一、この人事に関する情報が中途半端な形で漏れるようなことがあれば、派遣元の経産省に迷惑がかかってしまう!!そのことを恐れていた!!群馬県にとって、経産省との連携はそのくらい重要だと考えていた!!

 何度も言うが、知事として情報管理が不十分だったこと、自民党県議団への配慮が足りなかったことは、深く反省している!!

 そのことを断った上で、少しだけ本音を言わせてもらう!!最初に知事としての要望を伝えた後、これまで重ねて来た執行部の皆さんとの話し合い、電話等と通じた意見交換の中で、1つだけ残念だったことがある!!

 それは、執行部側から、何1つポジティブなコメントがなかったことだ!!(ため息)6歳児の感覚からすると、最初から「知事には、何とかこの件を諦めさせよう!!」みたいな雰囲気を感じた!!

 初期の段階から、「同意人事は、5月の議会に提出したい!」と話していた。「結論を出すまでに、まだ2ヶ月もあるではないか?!なぜ、こんなネガティブなことばかり言うのかなあ?!」と思わずにはいられなかった!!

 知事として「何か大事な案件」を議決してもらう場合、(どう考えても)先ずは県議会の最大会派であり、政策の考え方も近い古巣の自民党県議団と交渉して協力を得るというのが、これまでの慣例であり、最も理にかなった戦略だ!!

 にもかかわらず、最初から「県議会の全会派による協議会」に持っていくべきだみたいな意見があると聞いて、少なからず驚いた!!そりゃあ、そうだろう。こんな重要な問題に関して「自民党が県議団としての方針を出さない!!」ということに他ならない!!知事就任以来、こんなことは一度もなかった!!

 この点に関しては、県議団3役(井下幹事長、大和政調会長、金井総務会長)に、電話で強く異論を申し上げた!!強い口調になってしまったとしたら、お詫びしておきたい!!

 自分の目には、「まるでこの案件が上手くいかなかった場合に、『執行部として責任を取りたくない!』みたいな気持ちが強い」ように見えた。これも6歳児の感性だ。間違っていたら、ごめんなさい!!(笑)

 例えば、執行部側(=井下幹事長)から、「この案件は、こんな手順で、この時期までに方向性を決める。それまでは、動くのを待って欲しい!!」とか、「難しい問題だが、こうすれば皆の納得が得られるかもしれない!!」とか、そんな発言が1つでもあれば、33人の自民党県議全員と面会するなどということは、しなかったと思う!!ここまで、ブログに詳しい経緯を記すこともなかっただろう!!

 欠点だらけの知事であるが、過去4年9ヶ月、群馬県のために必死で頑張って来た!!4年以上前の最初の選挙は、群馬県知事選史上最多得票で当選!!再選を目指して戦った昨夏の知事選でも、8割の得票率で再選を果たした。

 世論調査では、県民の8割以上の方々から、1期目の実績を評価して頂いている!!

 こうした民意を力に、今後も知事として群馬県の発展と県民の幸福向上のために、全力を尽くしていく覚悟だ!!そして、そのために「宇留賀副知事の力が必要だ」と確信している!!

 井下幹事長を中核とする県議団執行部との交渉プロセスを、決して軽視しているつもりはない!!が、県議団の代表から、この問題に関する明確な展望も、たった1つのポジティブな言葉も出て来ない中で、知事として「手をこまねいて待っている」わけにはいかなかった!!

 このことだけは、執行部以外の県議の皆さんにも、ぜひ分かって頂きたいと思う!!

 正直言うと、多忙な公務の合間に、(週末も使って)片品村や渋川市まで足を運ぶのは大変だった!!日々、全力疾走を続ける中で、自民党県議全員との面会には、かなりのエネルギーを消耗した!!(ふう)

 が、山本一太は、物事を「前向き」にしか捉えない!!(笑)今回、上述した事情で、自民党県議全員に会わざる得なかったことも、睡眠時間を削ってこのブログシリーズを書かねばならなかったことも、(振り返ると)全て「本当に良かった!」と考えている!!

 もちろん、知事応接室や地元事務所で面会した33人の自民党県議が、それぞれ何を言ったのかは、誰にも言わない!!終始、言葉少なだった(最初から回答を求めなかった)県議もいれば、雄弁な人たちもいた!!

 全ての面会に、「全集中の呼吸」で臨んだ。ベテラン県議にも、若手にも、全て同じ説明をした。個々の県議の人間性はもちろん、内部の力関係がどうなっているのか、誰に人望があるのかも、よく分かった!!

 地方自治のもう1人の主役である県議会に「大勢の未来の希望たち」がいることも!!(ニッコリ)

 前回のブログでも触れたが、この機会に、自民党県議33人に対する知事の思いを書き留めておくことにする!!恐らく他の都道府県知事には「絶対に書けないブログ」だ!!

 え、なぜそう思うのかって?!県議という存在にこれだけ強い思い入れを持ち、かつ、今、県議会に議席を有している全ての自民党県議のことを、「初当選の頃から知っている」知事が自分以外にいるとは、とても思えないからだ!!

 少し目が疲れた。そろそろ場所を移動する。この続きは、次回のブログで!!

追伸:アメブロの政治部門ランキング(視聴者数)は、今日もトップ(1位)を快走中だ!!なるほど、地方政治に興味がある人って、結構、多いんだな!!