「春風」Short Filmが今日から公開になりました。

 

AL「TIME」絶賛プロモーション中で。

 

毎日色んな人たちとこの作品をについて話すことができて、すごく嬉しいです。

 

昨日も取材日で、帰り道にライターさんと話したことをなんとなく反芻していて。

 

唐突に前作のAL「WE」を作って本当に良かったなぁって改めて思いました。

 

わたしは、わたしに似合う色を知っている。

 

だけどその時わたしはまだ17で、違う色を纏った自分も見てみたかった。

 

もしかしたら、それが唐突に思えて戸惑った人もいたかもしれない。

そして、違う色を纏ったわたしを入り口にわたしと改めて知り合ってくれた人たちも、きっといて。

 

もう少し上手な届け方があったのかもしれない、けど、

でも、それは今だからこそ思えることであって、アルバムはその年齢の精一杯が作品になるから、最高に意味があって。

 

「LEO」の時も「WE」の時もあれがわたしの知っていた全部だった。

 

そして今もわたしの全部だ。

 

1枚1枚、心から素敵だなぁって思えるミュージシャンや、アーティストやスタッフや友だちとの出逢いに溢れてた。

 

「わたしは、わたしに似合う色を知っている。」って、色んな可能性をひとつひとつ通ったからこそ、

あの時よりも、もっと強い心で「わたしは、わたしに似合う色を知っている。」って歌える今があって。

 

それが分かったからこそ、似合う色も違う色も、

もっと自由に面白く楽しく纏えるようになった「TIME」がある。

 

この「TIME」を聴いて、もう一度「WE」も、「20」も、聴いてみて欲しい。

 

「TIME」が生まれたからこそ、「WE」が生まれた意味がまたひとつ強くなった。

 

全部、感謝。

 

人それぞれだけどわたしはまだ17才の時は未完成で。

 

デビューしてから今日までのことが、全部残ってる。知ろうと思えば、みんないくらでも知れる。

 

それが自分で選んだのに、しんどいなって思った瞬間があって。

 

でも、遠回りしたことも、間違えたなって思ったことも、これで良かったって嬉しかったことも、幸せも全部。

 

そうやって人として出来上がっていく過程を作品として公開していくことが、わたしの道なんだと今言える。

 

こんなのレオちゃんじゃないって思われたり、好き最高って思われたり。

 

それでいいの。

 

真ん中でわたしが、みんなに届けたいって真っ直ぐ表現さえしてれば。

 

好きになったり、嫌いになったり、することが、一緒にいるってことでしょう。

 

わたしのことたくさん嫌いになって、最低でもその倍は大好きになってね。

 

さて、わたしの素敵な出逢いの中でも、特別な輝きを放っている坂本監督。

 

「春風」のMVを作る時に、たくさんの人たちにもっとわたしの音楽を届けたいって

監督とスタッフのみんなに伝えて。

 

この曲用にShort Filmを制作することにしました。

 

恋は恋のままで美しい。甘い台詞も駆け引きも必要ない。

ただ誰かを真っ直ぐ思う姿を届けたい。ラメ入りの世界にちょっと疲れた時にでも、ぜひみて欲しいな。

 

そして、青春映画やドラマが、必ず、女の子と男の子が主人公ってことに疑問を覚える。

多数決は好きじゃないけど、男の子と女の子が多数派なのはわかる。

 

だけど、女の子と女の子。男の子と男の子。そんな青春物語がもう少し日本にも存在していいんじゃないかなって思うの。

 

って監督と話した。

 

だけど、今回このMVでそこまで描くのは難しいねって。

 

スタッフも、家入さんの言っていることとても分かる、でも今それをこういう形で出すのはやっぱり、

色んな意見があると思います、って。

 

確かに。

 

そういう想いこそ、言葉をこえて表現しなきゃだよなーって。

 

こんなこと書くのも気が引けるけど、ジェンダーを描くことでアートっぽくなる、みたいな冒涜は絶対いやだったし。

 

わたしはジェンダーについて深く学んだことはない。

 

ただ、自由であっていいと思う。それだけ。

 

深く学んだことがないから、そういうことに対して発言しちゃいけないってことが

う〜んって思うんだけどね。

 

もっと気軽に、日常的になっていくといいねって監督と話しましたとさ。

 

春風、届け!!