やっと、きた2月21日。
もう、きた2月21日。
とにかく今日が5枚目のAL「TIME」の誕生日です。
オリジナルALは1年7ヶ月ぶりなんだそう。
その期間、「5th Anniversary Best」、「ずっと、ふたりで」、「Relax」をお届けしていたから
そういう意味での、お持たせ致しました、という気持ちはあんまりないんです。
でも、その感覚は円の中にいるからこその体感で、
やっぱり、少し久しぶりということになる、のかな。
じっくり時間をかけて作った大切な作品です。
アルバムを作っている間にも、私の毎日は色んな展開を見せて。
人としてアーティストとして、育ててもらいました。
その時私の隣にあったものが、今はもうなかったり。
その時なかったものが、今私の隣にあったり。
人生って、生物なんだなぁって。
ネガティブな意味ではなくて、今私の隣にあるものも、また、いつかなくなって、違うものが、私に寄り添う。
何かを、誰かを所有することなんて出来ない。
それが前みたいに悲しくないのは、目の前にあるものを人たちを全部で感じればいいんだ、って知ったからだと思う。
また今度も、いつかも、ないんだなって、本当の意味で知った。
あるのは今だけなんだね。
やらなかったことに対してのしこりは、ずっと、残る。それが後悔、ってことな気がする。
やったことがその時自分が思った方向に転がらなくてできたしこりは、時間が絶対癒してくれるし、忘れられる。後悔なんかじゃない。
だから、わたしは、ありがとうって思ったら伝えられるうちに言いたいし、
素敵だなって思ったらそれも伝えられるうちに言っておきたい。
学校で教わった、相手の為に、ありがとう、ごめんなさい、好きです、を伝えましょう、なんて綺麗事だと思ってたよー。
でもね、優しさを伝えられて嫌な気持ちになる人はいないし、そうしていると、自分に対しての後悔もなくなるんだなーって。
そんな気持ちで作ったアルバムは、1曲1曲本当に濃い想いが込められてます。
これからも、どんどん忘れて、どんどん覚えていく。
だからこそ、わたしの人生にはアルバムっていうものが必要なんだと改めて思いました。
寂しくなった時、怖くなった時、この曲たちを聴けば、わたしはまた歌を歌っていける。
やらなきゃよかった、出会わなければよかった、なんてこの世に本当の意味ではないんじゃないかなぁ。これはまだわたしがお子様だから言えることなのかしら。
でも、あの時あの瞬間、その時々のその人たちがいなかったら、
わたしはきっと夜を乗り越えられていなかった。
出会い、出来事、全部にありがとう!
「TIME」に関わってくれた人たち、みんな、みなさん、本当にありがとうございます。
そして、ひとりでも多くの人にこの作品が愛されますように。