Instagramにも載せていましたが、ロンドンに行ってきました。
仕事や旅行で海外に行ったことはこれまでにもあって。
その時、その国で見聞きしたものすべてが、今のわたしを作ってくれてる。宝物。
でも今回のロンドン行きは、より特別なものになった。
海外にはじめてひとりで行ったことも大きな理由だけど、1番は友達に教えて貰いながら、
フライトやホテル、滞在先での過ごし方を自分でスケジューリングしたからだと思う。(助けてくれた友達たち、ありがとう)
そしてそれは旅行をする上で、スタートラインに立ちました、くらい初歩的なことで、
誰もが当たり前に行っていることだから、今それを表立って言ってる自分をちょっとしょっぱく感じる。
仕事は、言い方が難しいけど、仕事だから、海外での過ごし方はそこが軸になる。
個人的な旅行もツアーを利用することが多かったり、一緒に行く友達がしっかり者が多くてそこに頼ってのんびりしてたから。
誰の力も借りずに全部自分でやることが大事だと思います!ってことではなくて、
頑張ったり甘えたり、なんでもバランスが大事よね、って改めて思ったの。
ロンドンでは観光地にも行ったし、よりプライベートな時間も過ごした。
友達がベビーシッターをしている家族の方たちと話したり、その子の送り迎えについて行ったり、
SAM SMITHのライヴに行ったり、Les Misérablesを観たり、アビーロードで写真撮ったり、
また別の友達の恋人に街を案内して貰ったり、楽しかった。
当たり前なんてない、ってことを実感した。
こんなに旅行が楽しいのは東京での生活があるから、ってことからはじまり。
4歳の子が当たり前に自分を主張すること。
そして、それを自然に受け入れ、良いこととそうじゃないことを本人に伝えて、最後には本人に選んでもらうこと。
友達の恋人がロンドンにいて。
友達は今日本にいるから、その子抜きでnice to meet youして、街を案内して貰ったけど、
これもよくよく考えたら色々面白いなって。
だって微妙に言葉が通じない恋人の!友達!に、心から優しいんだもん。(自分の友達じゃない)
その優しさが意志を伴った優しさだったから、わたしも気楽だった。
わたしたちは明日こういう予定だよって伝えたら、じゃ僕は何時に起きるから適当に準備して向かうよ、みたいな。
これは全部に言えた。
みんな、自分を持っていて、心が動いたものに参加する。
家族でも友達でも恋人でも、その人が好き、ってことと、自分の考えを一緒くたにしないのがかっこいいと思った。
心と言葉がひとつになるだけで、普通のことを言ってても、届き方が違う。
最高も、美味しいも、楽しいも、大好きも、好きも、愛してるも、特別も、大事も、大切も、
言葉にできる、してくれる空間にいるのは、なんて心地良いんだろうって。
もちろん、これの反対も。
だから甘ったるくない。
自由は寂しいこともあるし、厳しいものだけど、自分をとても豊かにしてくれる。
そして多くを持たなくても、幸せだってことも教えてくれた。
わたしは、夢を話す時、言葉通り、夢について楽しくお喋りしたい。
夢を話すことが、自分でも気づかない内に許可を請うことに繋がってしまっていたとしたら、
それは自分も相手も寂しい関係だと思う。
わたしは、わたしが感じたことを今まで以上に大事にしたいと思った。
それは、あなたが感じたことも大事にするよ、君が感じたことも大事にしたいなってことと同じ意味を持つの。
上も下も、縦も横もない。
尊敬と感謝だけ、ある。
ロンドンだけじゃないよ!
もう少し前に行った沖縄でも、いつも過ごしている東京でも、
素晴らしい人と出会えて、面白い体験をたくさんしてるから、それを歌にしたい。
音楽は誰かにわたしのことを好きになって貰う為のものじゃなくて、
わたしが良いと思った世界や人や出来事を共有するものだから。
今回の曲は、好きじゃなかった、本当に最高だった、って両方があって普通だと思うの。
曲を否定されることは、わたしを否定されることじゃなくて、
その時トライした空気感がその聞き手にはハマらなかったってことだから。
毎日の良いことや嫌なことが歌になるから、当たり前に生活することを大事にしたいなって思った春でした。
そう!そして、新曲「あおぞら」が、「ライオンのグータッチ」の新テーマソングになりました。
来週4月21日(土)の放送回から流れますので、是非聴いてもらいたいです。
作曲をいきものがかりの水野良樹さん、作詞はわたしです。アレンジャーさんは久保田真悟さんです。
水野さんのメロディは、海みたいだなって思いました。
優しいだけじゃなくて、その時々で表情を変える。
わたしもただ優しいだけの歌にはしたくないってグータッチや日常を通して、自分の壁と向き合う人たちを見て思いました。
わたしも同じように壁と向き合っているひとりだからこそ、です。
一生懸命頑張っている姿や涙を見た時に心から愛おしいなぁって思って、
それをどう伝えたらいいんだろう?って。
そして生まれたのは、応援する言葉をこえた想い。
わたしは見てるよ、届いてるよ、って気持ちを持ちながらいつも歌っているよ、って。
わたしは音楽の魔法を信じてます。
「あおぞら」大切にしてもらえますように。
久保田真悟さんのアレンジも、水野さんとわたしの想いを包み込んでくれてます。
みなさん、本当にありがとうございます。
ツアーも、その先のことも、楽しみにしててね。