毎週末ライヴがあるというのは、嬉しいな。

 

思ったことを新しいまま、来てくれた人に届けられるもんね。

 

アンケートも、手紙も、全部読ませてもらってます。

 

クスッと笑えるものから、考えさせられるものまで、

みんなの時間を、どうも、ありがとう。

 

ある男の子が書いてくれた手紙は、封を切ろうと手に取る前から

たくさんの想いを綴ってくれていることが分かった。厚さがあった、ずっしりとした、重みがあった。

 

便箋、何枚も何枚も。

あれだけ書いたら、きっと手がすごく疲れただろうなぁ。

 

あるイベントで私に質問をする機会があって、

自分の精一杯で頑張って質問をした、と。

 

だけど、その質問内容が、

家入さんを困らせてしまったのではないかと私を応援して下さっている別の方からご指摘を受けたんです、と。

 

そんなつもりはなかったのだけど、でも本当にごめんなさい、と、書いてあって、

その男の子と、その男の子にご自分の気持ちを伝えた方を、ぎゅっと抱き締めたくなりました。

 

 

大抵のことは、目を見たら、ちゃんと分かる。

 

その時のこと私覚えてるけど、全く厳しい気持ちをその男の子から感じなかったよ。

 

それを伝えてた方も、きっと私を守ろうとしてくれたんだと思う。

 

ふたりとも、ありがとう。

 

でも私YESもNOもちゃんと言えるから。

 

でも、本当に、本当に、ありがとう?

 

なんか、この事がきっかけで、個性についてとか色々考えてたりしてた。

 

例えば私はこれまで沢山の作品を歌ってきて、多分応援してくれてる、ひとりひとりの中に、その人が希望する形の私があって。

 

これは別に当たり前のことだと思うんだよね。

 

だって誰かを好きになる時だって、その人を勝手に自分の良しとする形に持って行ったり、無意識にしちゃったりすることあったりするもんね。

 

極論全部分かり合えることはないから、伝わらない部分はもうその人の想像力次第なとこが人間関係ってあるなぁ、って。

 

その誤解があるから、最高に楽しいし、時にちょっと面倒くさかったりする。

 

でも、全部正解だと思うから。

 

明るい歌を歌っている私が好きな人もいれば、虚無を歌う私が好きな人もいる。

 

じっくり聴くライブが良いと思う人もいれば、大いに盛り上がりたいと思う人もいる。

 

これからまだまだいっぱい、私やりたいことあるし、そのやりたいことが、その都度みんなのモードと重ならないかもしれないけど、さ。

 

でも長い音楽人生の中、どっかでは期待に応えられると思うから。笑

 

なんかそんなに焦らず、いてくれたらいいなぁ。

 

自分と違った感じ方をしている人に、優しくなれるといいな。私も君もあなたも。

 

そして、それを強要しないこと。

 

自分の世界でひっそりこっそり好きなものを楽しむには最高の季節よ、梅雨は。

 

明日の福岡公演も楽しみだ。