【恋愛相談 映画処方箋 vol.1】 | ゴールデン街のシネマ女子による〜人生を華麗に生き抜くための愛の♥︎映画講座〜

ゴールデン街のシネマ女子による〜人生を華麗に生き抜くための愛の♥︎映画講座〜

日本大学芸術学部 映画学科卒業後、エンタメ業界にて営業職、編集者を経験。毎週各地へ出張、取材に足を運ぶ過酷なイケイケOLライフを満喫する最中、2014年、リストラに遭う。
現在はフリーランスライター兼、ゴールデン街の恋人。

【恋愛相談 映画処方箋 vol.1】

【悩み Case1.】
職種、会社の将来性、年収、学歴、都内でどこの区に住んでいるか、長男なのか次男なのか。男のスペックばっかり気にしちゃって、最近男友達に、「今どきそんなことでいちいち点数を付けてちゃ、出会いを狭めて嫁に行き遅れるだけだぞ」てからかわれちゃった。
私、色々気にしすぎ?でも、自分の最低ボーダーラインは下げたくないっ!!






【回答】











いっそ、ダメ男の魅力に開眼してみてはいかがかしらん?w
【処方箋】
『パイレーツ・ロック』

お下品な言葉使いに、ロック音楽狂。
社会的忠誠心、集団融和力ゼロな非社会的人格者、要は不良、なラジオDj野郎共。
アルコールは好きだわ、おそらく違法なあのイチモツも好きだわ、エロは大好きだわで、うーん、なんともダメな男達♥︎

時は60年代イギリス。まだ民放ラジオが存在せず、ポピュラーミュージック(もちろん、Rock N' Roll♥︎)の放送が制限されていた時代、イギリス北海に海賊船のような巨大船を浮かべ、そこからイギリスの若者たちへ最先端のロックを届けていた、“海賊”(違法)ラジオ局。そこでラジオDjとして働く、ロック音楽を愛する野郎共が今回のダメ男例。

どうかしら?
一見、社会的立場も将来の保証も無い。キレイな英国上流階級風会話すら出来ない、いかんせん、大好きな言葉はラジオ放送禁止用語なハズの「FUCK」!!!…というこの海賊野郎共、果たして、ダメな男であっても、“愛すべきダメ男”ではないと言い切れるかしらん?




友情を何よりも大切にする。
自分の魂をかけて愛する音楽、ラジオ番組には命さえ惜しくない。
規制をかけ海賊ラジオ局を取り締まろうとする、政府という巨大な敵に対しても媚びへつらうことの無い度胸(=お馬鹿なだけかも♥︎)。

…こんな何のスペックも無いダメ男、愛すべきダメ男でなくて何者であろうかしら??


そう、何の後ろ盾やご立派な家柄、バックボーンなんて無いけれど、
自分の仕事に誇りを持って、やり切っている男、闘っている男なんて、沢山いるわけで。

そんな熱くて、もしかしたらお馬鹿さんな男を、
条件外と見るか、愛すべきお馬鹿さん♥︎と見るかは、あなた次第。キスマーク

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