はじまりました「コウノドリ」


鴻鳥サクラ先生は


と━━━━━━━━っても評判がよろしいのですが


予想通りというか、ベイビーが


「あれ、必要?」状態になってますね。


原作を知らない人は、(ビジュアルも含めて)、1話を観ただけでは、ベイビーの存在の意味を理解出来ないですよね。


サクラのときは、優しいだけでなく、時に冷徹に「命」と向き合わなければならず


そんな彼の感情を表現する「術(すべ)」がベイビーだと思うのですが…。



エンドロールで、涙するベイビー



(なんか怖いかも…。)


が、流れますが、その顔を見て
涙してしまいました。


これから色々なエピソードを通して
ベイビーの存在する意味が伝わって


鴻鳥サクラもベイビーも良い!


と言われるようになるといいですね。


ベイビーといえば(今のところ)原作ではほとんど触れていないベイビーの過去を、ドラマでは掘り下げるらしいですが


それを想像させるシーンが、冒頭にありました。


臍の緒がついた赤ちゃん(胎児)が映り、ピアノのメロディーが流れ、妊婦さんがピアノを弾く姿、そしてベイビーの手元が映り、妊婦さんが弾いていた曲を弾く。


これって


赤ちゃんが「サクラ」で妊婦は「サクラのお母さん」なのではないかと。


サクラは母の胎内にいる時から、ピアノと触れる日々を過ごし、それが今、自分を表現する方法になっているのでは。


院長先生の

「君からピアノを奪えない事は分かっているよ」にも繋がりますし。



第1話は「未受診妊婦」が主なテーマ。
まずは清水さんの熱演が素晴らしかった。
特に、小早川夫妻とがっちり合った時の表情が良かったです。


産科に限らず、国保(国民健康保険)の保険料を払えず(かなり高額)、病気でも病院に掛かれない人を沢山知ってます。子供には特別な保険証を発行する自治体もありますが、子供本人がその事実を知ったら、やはり傷つくでしょう。


下屋先生と小松さんの会話。


「今は並んで眠ってますけど、それぞれ全く違う人生を進んでいくんだなって…」


「社会の縮図だからさ。お産の現場は。」


胸に刺さりました。


子供は親を選べないのに、最初から差があることは、悲しいです。


矢野さん自身もまた、そういう幼少期を過ごし、まさに貧困が貧困を生む負の連鎖。  

勿論、彼女の罪は大きいです。


経済的に育てれないのであれば、避妊は必ずしないといけないと思います。なので私は彼女に同情しません!


一番かわいそうなのは、間違いなく
こころちゃん。彼女の未来が決して、容易いものではないことを知っているサクラ。


自分が子供の頃言われた言葉とかさなり


こころちゃんに言った言葉



「負けるなよ」


第1話で一番好きな台詞です。





これから残り9話。



綾野剛は、どんな鴻鳥サクラを生きるのか。本当に楽しみです。