ホームページ公開に向けて、改めて渋川飯塚ファームのはじまりから色々を書いています。今日はハーブ加工品を作ろうと決めた私たちが、なぜ最初にハーブとフルーツを組み合わせたジャム(ハーブ×フルーツジャム)を作ろうと決めたかについて書きます。
これも理由はいろいろとあって、まずは今までハーブになじみのなかった人に手に取りやすいものを作りたかったからです。ハーブの加工品といえばやっぱりハーブティーかなと思うのですが、最初にそれを作る気はまったくありませんでした。コーヒーや日本茶のように、日常的にハーブティーを飲む人ってかなり少数派じゃないですかね?なのでもっと日常的に取り入れてもらえるようなものを作りたいと思ったことがひとつ。
次に、そのときたまたま近隣の方から色々なフルーツをいただくことが多かったこと。そのときに、群馬って実はいろんなフルーツが採れるんだなぁと知ったこと。そして県外から嫁にきた私はこのことを知らなかったわけです。それならこのことを広めることが地域おこしに繋がるし、だったらフルーツにハーブを組み合わせて何かできないかな?と考えたことが二つ目。
あとこれが実は決定的だったのが、農家の嫁が作る加工品といったらジャムかな?と思ったこと笑。それで保健所に行って聞いてみたら、渋川市ではジャムには製造許可がなく、衛生的に作ったものなら、自宅のキッチンで作ったものでも販売していいと言われたのが最後の一押しになりました。大きな設備投資が必要ないというのは、チンゲンサイ全滅で痛手を受けていた私たちにはとてもありがたいことでした。
そんなわけで、最初の最初は自宅のキッチンで、群馬のフルーツにハーブを組み合わせたジャム、ハーブ×フルーツジャムを作ることになったのでした。
その後しばらくしてからの話。東京で出店したイベントにジャムだけでなく、農家さんから預かったフルーツを数種類持って行って販売したことがあるのですが、そのときに、「これが群馬で採れるわけがない!嘘つくな!」と本気で怒られたことがありました(苦笑)。本気で怒った人は一人だけでしたが、他にも「本当にこれが群馬で採れるの?」と聞いてくる方はたくさんいましたね〜。
私が群馬に来たときと同じで、やっぱりほとんどの人には群馬でたくさんのフルーツが採れることは知られていないんだなぁと改めて思いました。だから私たちがやろうとしていることの方向性は間違っていない!ハーブを組み合わせることで最初はイロモノ的な興味でもいいから、まずは手に取ってもらって、食べてもらって、群馬にはこんなに美味しいフルーツがあるんだ!ということを知ってもらって、群馬を訪れる人が増えたら、それが地域おこしに繋がる。
私たちがハーブ×フルーツジャムを作ることにはちゃんと意味があるということを、そのときに自分の中で腑に落ちた・・・というか落とした感じです。
これ↑は本当に最初のパッケージシール。ださーっ。フレーバーも今はもう作っていないものもたくさんあります。このさつまいものもすんごく美味しかったんだけど、諸事情により作るのをやめました。
さてホームページ公開に向けての話あれこれ、もう少し続きます。