さて、小学生のママから相談を受けました。
『うちの子、冬休みの宿題を全くやらないんですけど、どうすれば?』
これは小学生のママから相談される第一位ですよ。
この子は前は学校も休みがちだったみたいです。でも、いまは宿題はやらないけど、学校には行けるそうになったそうです。
まずはそこは子供にとって、大きな進歩ですよね😃
学校に行くのは当たり前という感覚だと、気づきませんが、今までいけなかった子が行けるようになった。素晴らしい成長です。
昨日の自分より、去年の自分より、少しでも成長してることが、大事です。
さて、話を本題に戻して、宿題をしない子ですが、そもそも人間は誰からか一方的にやれと言われたことをやることにストレスを感じるものです。
よく内発的動機付けと外発的動機付けって話がありますよね。
内発的とは、自分自ら涌き出る欲求で動くこと、外発的とは、何か、誰からかのきっかけで行動することです。
例えば、今度のテストで100点とったら、おこづかいアップという類いです。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、どちらが良いというものはありません。
そのときの状況によって、ママが使い分けられる、または相互を上手く利用する。
それができたら、モチベーションコントロールが上手く行き、ママもストレスなく子育てができると思います。
まず、メリットですが、内発的動機付けは継続性があり、意欲的に活動できる。さらには行動にたいしての、疲労感が軽減されます。
好きなことって夢中になってやりますよね!
外発的動機付けのメリットは、即効性が高いということです。かつ、やり方が明瞭な点です。
先程のテストで100点とったら、おこづかいアップ。
おこづかいが欲しい子供にしてみたら、これほどのチャンスはありませんよね?
では、それぞれのデメリット。
内発的動機付けは時間がかかるのと、やり方が明確ではないため、実行が難しい点です。
外発的動機付けは、継続性が低い点と、同じきっかけ(先程の例で言うと、おこづかいアップ)では、効果が段々薄れてくる点です。
では、どうすれば良いのかというところですが、まずは一番始めに話した、『一方的にやれ』という部分を解決しましょう❗
ママが言う、『宿題やりなさい‼』これは究極に宿題に対するモチベーションを下げる言い方なので、絶対やめてください。
やりなさい。って言うからダメなんです。
宿題をどうやるかを考えさせ、選ばせるわけです。
例えば
『塾の宿題はやったの?』
『まだ』
『いつまでにやらないといけないの?』
『来週大丈夫』
『そうなんだ、いつまでに終わらせるの?』
『来週の○曜日までにはやるよ』
『わかった』
この例は分かりやすく塾の宿題にしていますが、宿題をやらない子でも、『宿題はやらなくちゃ』と、数%でも思ってるわけです。
だから、『やりなさい』と言わなくてもいいんです。いつまでにやるつもりなのか?
それだけを聞きましょう。
そして、子供が話していた○曜日になって、宿題をやったかどうかの確認をします。
ここでたいていのママは宿題をやってないと、
『まだ全然やってないじゃない!!早くやりなさい‼』と、なるわけですが、禁句の『やりなさい』をついつい使っちゃうんです。
ここでも、『やりなさい』とは、言わずに、
『まだ、終わってないんだね。どうするの?』
『大丈夫だよ、明日までにはやるから』
『そうなのね。いつやろうと思う?』
『今日、夕飯食べたらやるよ』
『そうなんだね、なら、夕飯食べたら、ママも本読もうかな。テレビとかついてたら集中できないでしょ』
『まぁ、そうだね』
『なら、そうしよう』
ママも子供に宿題をやって欲しい、やらせたいのであれば、宿題をやる環境作りはしましょう!
勉強してない人に『勉強しなさい』と、言われても、絶対、勉強しませんよ❗
子供は大人のことをよーーく見てますからね。
察する能力は大人以上です❗
あとは、ママも子供の宿題をやる時間に合わせて、行動するだけですよ。
夕飯食べたあとに、
『どうする?もうやる?』
子供が食べたあとに、行動しなかったら、そういってあげましょう。
もし、このやりとりをして、ママが本を読んでいても、宿題をやらないときは
『あれ?ママは夕飯食べたあとに、○○ちゃんが宿題やるって言ったから、本読むんだけど、まだやらないの?』
って、言ってはダメですからね(笑)
何も言わずに、ママは予定通り、本を読めばいいんです。
言葉にしなくても、十分、子供からしてみれば、『自分が言ったんだし、やらないとなぁ』って気持ちが膨らんでいます。
いいですか、内発的動機付けは時間がかかるんです。
ここの駆け引きが難しいんですけど、でも効果的なんです。
『宿題をやりなさい‼』
これはとにかく禁止ワードです!
使わないでください🎵