愛する息子に「三十百番目に好き」と言われて撃沈した私ですが。

 

よく考えたら、普段エビからたっぷりの愛情を受け取っていることに気づきました。

 

手をつないで登園・降園中には、

ふとした時に「ママ、だーいすき!」と言ってくれるし。

 

「ギュってしよ!」と、一日5回ぐらいはお互いにハグしてるし。

 

自分の枕より私の枕の方が好きだし。

 

そう、エビは私のことが大好きなんです!

それは紛れもない事実なんです!

 

ただ・・・ただ・・・・

 

 

 

一番じゃないだけ。

 

 

その他大勢と同じなだけ。

 

私が一番さえ求めなければ、私とエビは両想いで幸せなのです。

 

そう思い立ち直っていたある日。

エビと手をつないで歩いている時に、ふとエビに聞かれました

 

「ママは、ママのママが死んで悲しい?」

 

オリニチプ(保育園)で「死」について学んできたのでしょうか?

初めてそんなことを聞かれました。

 

「うん、すっごく悲しい」

 

そしたら、

 

「でも、僕がいるじゃん!!ママ、寂しくないよ!」

 

と、頼もしい答え。

 

そうだ・・・

お母さんは死んじゃったけど、エビがいる・・・

 

なんだか、心が温かくなりました。

 

そこで終わっときゃ良かったのに。

息子からの愛情確認をしたがる私は、ついつい聞いてしまいました。

 

「ねえ、エビちゃん。エビちゃんはママが死んだら悲しい?」

 

私は子供の頃、そんな質問をされ、

母親がいなくなるのを想像して泣いてしまったことがあります。

 

あ!エビも泣いちゃうかな?

悪い質問しちゃったかな?

 

と、一瞬後悔する私に、エビが大きな声で、

 

 

 

「ううん!悲しくない!

だって、ママが死んでもパパがいるから!!」

 

 

とにっこり。

 

 

 

 

 

 

 

へえ~

 

 

 

 

 

ショックのあまり放心する私をよそに、

 

「あ~でも、パパも死んだら嫌だな~。僕、一人になっちゃう。一人になったらどうしよ~」

 

と、エビは一人になることを心配していました。

 

 

そうか・・・・

エビは一人にさえならなければ、大丈夫なのか・・・・

 

 

エビが生まれてから5年以上、私なりに愛情を伝え示してきたつもりですが

実は伝わってないのでしょうか??

 

他人からみたら、

 

「まだ小さいんだからよく分かってないんだよ!」

 

「性格だよ!」

 

という笑いごとかもしれませんが。

 

この日の私は検索魔。

昔だったら、確実に「性格」で片づけられるでしょうが。

現代では名前のついた何かがあるのでは?と思い、「愛着障害」なんかの説明を読みまくりました。

 

しかしながら、エビに当てはまるものはなく。

実際のエビをよく知る友人たちには「それがエビの性格」と励まされました。

 

私があまりにも、「子供は母親が一番好き」だと思い込みすぎているため、

エビのこういうドライな反応に、ショックを受けてしまうのです。

 

エビの一番になりたい!

「一番だよ」って言葉で伝えて欲しいという重い母なのです。

 

唯一の救いは、その日の夜、ふと思いついて、

 

「パパが死んだら悲しい?」

 

と聞いてみたんです。

 

そしたら、

 

「ううん!悲しくない!だって、ママがいるから!」

 

と元気よく返ってきて、ホッ。

 

 

マグロも同レベルだった。

 

 

良かった~

 

それにしても、エビは感情面がすごく豊かで。

嬉しいとか悲しいとか幸せとか全身から溢れ出るほど表現します。

 

愛情もたっぷりで、私とマグロさんに沢山示してくれるんですが。

 

何なんだろう?

この、時々現れる恐ろしくドライな部分は?

 

これをきっかけにエビの性格について、じっくり考えてみました。

 

エビは赤ちゃんの頃から、いい意味で鈍く、ポジティヴです。

私もずっとそう感じており、周りの人からもそう言われ続けてきました。

 

今回改めて気づいたこと。

なぜ、鈍くポジティブなのかというと、

 

 

執着しない。

 

 

人に対しても物に対しても、なんの執着もないことに気づきました。

 

人に対してそういう面があるのは薄々気づいていました。

以前、ブログにも書いたことがあります。

 

とにかく誰かがそばにいればよく、必ずしもそれは親じゃなくても大丈夫なのです。

 

みーんな大好き♡

 

この間、パパが一番だと言っていましたが。

その後、聞いたら(しつこい?)、「ママ!」とか「パンダちゃん!」とかコロコロ変わっていました。

 

親もその他もあまり変わらないレベルのため、エビはできるだけ珍しい人の方を好む模様。

それで、友達のお母さんなんかがいると、母親よりそちらに行きます。

 

お友達も特定のお友達じゃないとダメということは全くなく。

エビにとっては誰でもいいため、通りすがりの知らない子を指さし、

「今日はあの子の家に行って遊ぼうか?」などと恐ろしいことを言うことも。

 

オモチャも一番好きなオモチャが存在しません。

基本的に、好きなオモチャと言うのは新しいオモチャであり、

それは、かなりのスピードで、その他大勢のオモチャと同レベルになります。

 

そのため、エビは常に新しいオモチャを求めており、

自分の家にないオモチャがあるオモチャ屋や友達の家に行きたがります。

友達の家に行っても、友達はほったらかしでオモチャに夢中~。

 

昔から大切にしているオモチャも存在しません。

 

洋服だって、「あの服が着たい」などとこだわったことはなく。

生まれてから今まで、毎朝、私が準備した服をそのまま着ています。

エビが唯一着たいと言ったのはボンゲ服のみ!)

 

テレビも大好きですが、見ている内容はテキト~

「テレビを見る」という行為が好きであり、内容は何でもいいのです。

 

考えれば考えるほど、エビの性格は、みんな好き!全部好き!

 

つまり、誰に対しても、何に対しても

 

執着しない

 

この一言に詰まっているような気がしてきました。

 

代わりの人、代わりの物があればいいのです。

 

この話を義姉にしたら、トルトリ君(義兄夫婦の子)はかなり執着するタイプだそう。

人間関係でも特定の子と遊びたがり、しかも、その子と二人っきりじゃないと嫌なのだそう。

 

しょっちゅう、その大好きな友達に二人っきりで遊ぶのを断られ、トルトリ君は傷ついているのだそう。

 

「誰かに執着するより、誰とでも遊べる方がいいよ」

 

と、義姉が言ってくれました。

 

確かに、執着のないエビは、

どんな服を着ていようが、誰と遊んでいようが、ご機嫌で楽しそうです。

 

私とは全く違い、生きやすい性格かもしれません。

 

ま、まだエビは5歳であり、

これから成長したら情緒面が発達して変わっていくと思うのですが。

 

将来、「あの頃の私って、こんなこと思ってたんだわ~」と笑えるよう、

今現在の私の考えを書き記してみました。

 

 

で!私は気づいてしまいました。

 

今のところ、誰に対しても、何に対しても執着しないエビちゃんが、

唯一、非常に執着している物があることに。

 

それは、

 

 

 

 

 

こいつら。

 

 

 

これだけは、エビがとってもとっても大切にしており。

IKEAで新しいのを買ってあげようか?と言っても断ってきます。

 

エビが小さい頃から持っていた、このパンダちゃんとクマちゃんじゃないとダメなのです。

 

 

負けた・・・・・

こいつらに負けた・・・・・

 

 

確実に親よりパンダちゃん&クマちゃんを大事にしているし。

なぜこの子たちだけには執着するのか?

 

エビの執着ポイントがイマイチよく分からないのでありました。

 

 

 

 

 

 

 

その他大勢とは別格なの。

↑その他大勢のやつら。

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