こんにちは

ホルモンとからだの学校il-mano(イルマーノ)代表の助産師 赤堀眞里です。
 
 医療現場で働いていて時々感じること、それは、その症状は産婦人科じゃないんじゃないかな?
 
  そして、反対に皆さんが困っているのは、この症状は何科にかかればいいの?何科に受診したらいいの?
 
 そんな疑問に少しでもお応えできたらいいかなと、「何科に行けばいいのシリーズ」を書いています。

 今回は「めまい」。

 婦人科に受診されて主訴にめまいをあげる方多いです。

 めまいが主訴の場合、まずは、耳鼻科にかかることをお勧めします。

 耳の中にある三半規管が平衡感覚を司る器官になります。

 ここに何らかの問題があってグルグルと回転するようなめまいを起こすことが多いです。

 耳鼻科的に問題がなければ次は脳神経。

 脳幹や小脳などに問題があってめまいが起こることがあります。

 脳神経内科や脳神経外科に受診してみましょう。

 耳鼻科的にも脳神経的にも問題がない場合、次は内科です。

 血が足りない貧血でフラフラすることがあります。

 もしくはいわゆる立ちくらみ、起立性低血圧です。

 内科で貧血や血圧のチェックをうけましょう。

 貧血もなく、立ちくらみでもないとすると、自律神経の失調を考えます。

 これはやはり内科か、更年期世代ですと婦人科になります。

 更年期に起こる様々な症状は、自律神経の失調によって起こることが多いです。

 ここに対しては婦人科的なアプローチができます。

 いかがでしたか?

 「めまい」

 まずは耳鼻科、次に脳神経内科や脳神経外科、そして、内科、婦人科。

 面倒なようですが、ひとつづつ原因を探って行くことが大事です。