標高25m・比高22mの山王社裏山城(鳥取市布勢)は、天神山城の出城の一つ
地元で「山王さん」と呼ばれる山王社日吉神社の背後の丘陵に位置する…
山道を入ると、土塁に囲まれたかのような曲輪
南隅には、溜池のような窪みが…
溜池の横には、登り土塁
登って行くと、最高所の曲輪…これが主郭か…
主郭南東には、土橋のような、土塁のようなものが伸びる…
その南にも帯曲輪状の平坦地が…
山王社日吉神社
日吉神社は、国の史跡「布勢古墳」と同じ丘陵の山地内にあって、俗に「布勢の山王さん」と呼ばれ親しまれている。
室町時代の守護大名山名氏が天神山城を因幡支配の拠点とするとき、近江国の坂本から日吉神社の御分霊を勧請して祀ったのが始まりと伝えられる。
小児の癇を治す神社としても有名である
(※現地看板より)
すぐ近くには、布勢古墳…
古墳手前の広場に、天神山城の図の看板が…
この図で見ると、当城の辺りには「宇山」と書かれている…
あるサイトでは「卯山城」と呼ばれていたが、この地名(?)からか…
「布勢宇山城」として、森下道誉、朝日某、正木大膳らが守備していたようだ
森下道誉は、鳥取城から山名豊国を追放し、毛利氏から吉川経家の派遣を受けて秀吉の鳥取城攻略時に籠城した人物
鳥取市の城