標高487m・比高460mの蛇山城(鳥取市国府町雨滝)
国府町誌には記されておらず、城郭大系には、山頂に平地がある。「地山」(地肌の現れた山)の転訛か。…とだけ書かれている…
しかしその奥には七曲城が所在し、恐らく七曲城と共に山崎毛利氏の出城であったのだろう…
ちなみに調査報告書における、この城の記載位置は間違っており、↓の位置として載っている…(右の〇は七曲城)
当然位置が違っているなどと知る由も無く、その場所を目指すが、やたら広い平坦地があるのみ
さらに奥に進み、山中の溜池(?)のようなものを一周してみたりしたが、見つからない…
地形図を睨み、縄張図と地形が一致しそうな尾根へ…
そして、ようやく辿り着いた…
東側、尾根続きの場所にある曲輪
その先には二重堀切
西側は深く鋭い堀底
東側は、やや浅い…
西上から見下ろした二重堀切
中央が土塁によって仕切られているのが分かる
二重堀切の南下には、三段の帯曲輪…
まず上段
ついで中段
そして下段
二重堀切を西へ登ると主郭…
主郭の東端、堀切に接した所には土塁
広大な主郭
縄張図では平坦だが、実際には起伏があり、三段くらいに段差があるように思われる…
主郭の北、二重堀切に接した斜面には、腰曲輪が一段
蛇山城遠望
軌跡ログ
旧岩美郡国府町の城