標高60m・比高50mの爵山城(鳥取市卯垣)
岩美郡稲葉村大字卯垣村の爵山に在り、昔時、小西采女正累代の居城にして深川前を流れ要害を占めたり。城主甞て山麓の竹ヶ淵に於いて魚を捕りし所謂人魚を得たるを以て之を珍として煮て食う。後年城陥る時、男子は討死し、女子一人存せしか、此女、長寿を保ち、諸国遍歴す。八百比丘尼是なり。又此城山に黄金を埋め其の標として南天の木を植えしと伝説す。
(※岩美郡史より)
…人魚が川から…
そして、人魚が捕れたからって、食べるか普通…
送電線の鉄塔があるので、西より作業道を登って行く
登り詰める直前に、土橋の架かる堀切
堀切の少し東の南斜面に竪堀
同じく北斜面にも竪堀
西曲輪群には、鉄塔が建ち、薮は刈り払われている
東端に土塁
西曲輪群と中曲輪群の間に堀切
中央を土塁で分断する広い曲輪
その北には見事な登り土塁
登り土塁の東に二条の竪堀…
しかし薮が激しく、写真では何だか分からない
さらに薮に覆われた北の曲輪の先端にも二条の竪堀があるが、薮が激しく(以下略)
中曲輪群を東へ下りると二重堀切
鉄塔のお陰の薮刈は、もはやこれより東には及んでいない…
二重堀切(西)
二重堀切(東)
この二重堀切の間の曲輪の南下の斜面には、広い曲輪があった
二重堀切を越え、東曲輪群…
薮に覆われた曲輪が階段状に連なる
東曲輪群主郭
その東の曲輪には電波施設が
この施設へ至る山道を東へ下ると、巨大な切通
爵山城遠望
軌跡ログ
鳥取市の城