標高136m・比高90mの長谷口城(岩美町長谷)
白地部落の東側、小高い丘がその城跡と思われる。前面に往来と蒲生川があり、街道筋の要害の地で、岩井方面に通じる要地である。半滝城主の安藤采女正の弟、安藤信濃守の築城で、岩井方面からの来攻に対する構えである。
尚、白地城の出城跡と思われるものが長谷橋際の岩山にある。又、白地部落の愛宕神社社域も遺構があり、同様に砦跡と思われる。
(※岩美町郷土史文化研究第九集より)
北西麓に、林業の作業道らしき道があり、途中までは、そこを歩き、位置を見計らって直登
まずは比較的狭い西五郭
さらに登り、帯曲輪状の西四郭
一部に石組が見られた
再び登って行き…
なかなかの広さを持つ西三郭
この曲輪には、縄張図には記載のない土塁が
尾根上に伸びる西二郭
そして主郭…
西二郭や主郭は、何だか縄張図と形式が異なる…
東へ下る尾根を、さらに進んでみる…
岩がゴロゴロした尾根上
どうやら縄張図作成の際に曲輪の形状を記載し間違えたのか、一致しないが、東西に伸びる尾根しかないので、他の位置に存在するはずもなく…
長谷口城遠望
岩美郡岩美町の城