古仏谷集落と来日集落の中間の鷲峰山よりにあり、四方は急峻な崖である。標高は351m(鷲峰橋東側97.8m)あり、標高差は253.2mもある山頂を中心とし、複郭をもって構成された城郭である。別名を古仏谷ノ城とも呼ばれる。
築城年代は不明だが、国侍山名弾正の居城といわれ、天正八年頃に鹿野城の亀井茲矩によって攻略されたという。
『因伯古城跡図志』には「御立藪ニテ小竹多シ、尾続キ鷲峰山ニテ志加奴へ近シ、(中略)尤一円藪ニテ間数等相分ラズ」と記載している。
(※鹿野町誌より)
間近まで林道が通っており、最も近いと思える場所から突入
熊が出るようだが、気にしない(笑)
細長い尾根上の南六郭
北東竪堀
南六郭と南五郭の間の堀切
南五郭～南三郭
南三郭と南二郭の間の堀切
南二郭
帯曲輪状に伸びる南西二郭
植林されている主郭
北二郭
帯曲輪状の北西三郭
西四郭
南竪堀
西へ下り、南西五郭
南西竪堀
西竪堀
北西竪堀
北北西曲輪群西帯郭から北北西六郭へ上がる土橋
北北西六郭と北北西七郭の間の空堀
北北西五郭と北北西四郭の間の空堀
最北端の竪堀
「熊に負けるかと、手刀で石を叩き割る」の図
狗尸那城遠望
軌跡ログ
堀切、竪堀、空堀に守られた複数の曲輪群が展開する城は、見事の一言…
旧鹿野町では、恐らく随一の遺構だ
旧気高郡鹿野町の城