桐野城(豊岡市出石町桐野字寺ノ谷)は、出石川左岸、桐野集落北東、標高148m地点と標高100m地点の2ヶ所に所在する。山裾との比高は約120mと約70mを測る。
城主は福富甲斐入道宗顕で、福富氏は糸井荘から入部してきた人物と伝承されている。城主福富氏に関わるものかどうかは不詳であるが、天文4年(1535)「総持寺本尊奉加帳」(「本尊胎内文書」)の中に「福富甲斐入道・同長門守」の名がみえる(「総持寺文書」)。
(※豊岡市の城郭集成より)
山麓部の北西二十一郭
北に登り北西二十郭
西へ下りると土塁を備えた北東二十郭
その上に広い北十九郭
そこから山頂へ向けての斜面には、複数の帯曲輪が連なっていたが、縄張図にはない…後世の改変か?
登り詰め、北二郭
北東下には堀切
小規模な主郭
南二郭
南二郭の南東の堀切
さらに南二郭の西斜面には堅堀
北二郭から北西へ下ると、北西三郭~北西六郭までの帯曲輪が連続する
桐野東城遠望
軌跡ログ
旧出石郡出石町の城