マイブーム、ゆるキャラというワードを生み出し、怪獣、仏像、奥村チヨ、天狗、地獄表、シベ超、最近ではsinceなど、独自の世界観を新たなジャンルでくくって日本全土にジワジワ浸透・定着させたと思ったらまた新たなブームを生み出す男…みうらじゅん。
自分がなぜハマったのかきっかけが全く思い出せませんが、みうらじゅんという人について調べているうちにどんどん彼の魅力にハマっていき、今では伊藤政則と同じくらい崇拝する方です。
約半年前、じゅん先生についてまだ知識が浅かった頃、会社の方から彼の最新著書『「ない仕事」の作り方』を貸していただき、これまで「なんかよく分からないけど面白いおじさん」と思っていたのが「すごく考えながら仕事をしてるとても真面目な人」というイメージへと変わりました。
決して誰かから「やりましょう!」と声を掛けられることのない仕事をどう広めるか?誰も興味のないものをどう面白く発信していくか?これは私たち働く人間にとっても必要な知恵なのではないでしょうか。
自分が好きなものを他の人にも好きになってもらうにはどうしたらいいか?どの媒体を使ってどのタイミングでどう発信したら広まるか?じゅん先生のお陰でこれまでの仕事に対する考え方が160度変わりました(180度ではない)
「そこがいいんじゃない!」
人一倍心配性のじゅん先生が常に自分に言い聞かせている言葉だそうです。
どんなにつらい状況でも「そこがいいんじゃない!」と思うことで、新たな切り口が見つかり前進することができる、と。
私はこれを大好きなメタル音楽やB級映画に当てはめました。
「デスボイスうるさいなぁ」そこがいいんじゃない!
「ギターソロ少ないなぁ」そこがいいんじゃない!
「また同じ展開かぁ」そこがいいんじゃない!
好きだからこそツッコみたくなるところをあえて肯定してみると、別の良さが見えてくる。はず。
要は捉え方次第。
吉田松陰も”心の持ちよう”で物事はどうにでも変化するとおっしゃっています。
どうせ常に何かしらの気持ちが心の中で生まれるのだとしたら、ネガティブなものよりポジティブなもののほうが楽しいですね。
じゅん先生はセレンディピティの宝庫です。
著書を20冊一気にア●ゾンで買おうとしたらそれと同じくらいの手数料が発生し、結局金額が倍になってしまってもそこがいいんじゃない(?)
今はまだカートの中で眠っています。
若干カートを開くのが怖いです。
いつかレジへ進むかブック●フに通い続ける日が来るまで大島渚を聴き続ける所存です。
では。