昨日というか、もうおとといですね。


トレーニングの中で、先生から

「信じている宗教がある人は、生き死にの場面に強い」

という話がでました。


死んでしまいたいくらいつらいことがあっても、信じるものがある人の方が強い。

なんとなくわかる気がしました。


私は、特定の宗教を信じてはいません。

でも、子どもの頃から、神様みたいな、目に見えない何かの力があると信じていました。


一番記憶にあるのは、小学校3年生くらいのとき、学校から帰る途中のことです。

ふと、空を見上げて太陽を見ていたときに、

「人って何かに生かされているんだな…。」 と、何の理屈もなしに思ったことがあります。

変な子どもだったのかな。

それが本当かどうかわかりません。

でも、子どもながら、というか子どもだからなのか、心の底で「そうなんだ!」と思ったんですね。

自分でも不思議です。


このときの感覚は、大人になるまでの間に、かなりつらいことがあったときにも、

ふと思い出しては、心の支えになることが何度かありました。

死にたくなるような気分になるときにも、実際に死ぬことは絶対にできないと思っていました。


そして、もうひとつ先生から、

カウンセリングをする中で、「何で死んだらいけないのか?」と、

クライアントさんに聞かれたらどう答えますか?という問いがありました。


先生の答えは、

「どうしても死んじゃいけないから、いけない」

たとえ悲しむ人がいないとか、どんなに生きるのがつらいと言われても、

カウンセラーは、それでも「死ぬな」という声を頭の中にもっていてほしいと。


「理屈じゃなくて死んではいけない」


これが、生きる強さにもつながるような気がします。


いままで、あまり意識していなかったけど、あらためてその重さに気づかされました。

大切にしていこうと思います。