だいぶ前にあげたブログの第2弾です。

無条件の肯定的なストローク
感情の受け入れ
情動調律と応答性

のうちの、感情の受け入れについてです。

子どもは感情表現が豊かですが
自分が感じているその感情・気持ちが
いったいどういうものなのか
どう表現したらいいのか
わからないことも多く
特に嫌な感覚や複雑な感情を
一人で受けとめることは難しい


転んで痛いとき
はじめてのことをするとき
急にさみしくなったとき
おもちゃのとりあいになったとき
叱られたとき
ちょっと意地悪しちゃうとき
からかわれたとき
好きな友達といっしょに遊べないとき
目の前で喧嘩があったとき
思うようにいかないとき


その時の気持ちを受け止めて、
感情を言語化してくれる
大人の存在が必要です。

「こう感じてるんだね」
「こんな気持ちだったの?」
「そうか、それは嫌だったね」
「さみしくなる時もあるよね」
「好きだけど、今は遊びたくないんだね」

など。

ポジティブなものにせよ
ネガティブな感じのするものでも
そのまんまを受け入れることが
子どもたちにとっては大切です。
(ほんとは感情に良い悪いはありません)


大人側からすると
楽しい・喜びといったものは
まだ受けとめやすい。

まだ、というのは、
子どもというのは嬉しい時
表現のテンションが大人とは違うので
大人はうけとめているつもりでも
実際は淡々としすぎてることも

「できたー!見て見て〜!!」
と来た時に、
「(真顔で)そりゃよかった」
だと、受け止められた気しないですよね。

それと楽しむこととか喜びを感じることを
自分に禁止するようなものが大人にあると
それが楽しさや興奮でも
自然なその感情を自由に表現する子どもを
止めたくなることもあるかもしれません。


泣く、怒る、すねる、固まる、癇癪をおこす
といったものは、苦手な方が多い気がします。

普段自分も感情を抑えこみやすいほど
子どもの感じている嫌な気持ちも
早くなくしてあげた方がよい気がして
「いつまでも泣かないの」
「大丈夫痛くない」
「イヤイヤ言ってもしょうがないでしょ」
など、早く元気にならそうとしがち。

そうすると子どもはスッキリせず
モヤモヤが残りますし、
自分の気持ち受け入れられなかった時
そのモヤモヤをどうしてよいかわからず
混乱します。

感情を感じることはよくないことと
抑えることを覚えたり
適切な感情表現の仕方もわからず
間違った表現をしてしまったり
自分自身を受け入れられないような
自分が何か悪いことをしてるような
感覚につながることも。


大人でもそうですよね。
おさまらない気持ちを聞いて欲しい時
「相手もこうだったんじゃない」
「じゃあどうすればいいの」
とか言われたら、
余計に嫌な気分になって
自分や誰かを責めてしまいたくなるかも。



感情処理の理屈からいうと
どんな感情にも間違いはなく
感情を感じて消化することで
傷ついた心は癒せるし
嫌な気持ちを引きずらず
自分を受け入れられるようになり
気持ちの切り替えも上手になります。


感情を適切に受け入れられている子どもは
安心感を感じることができるし
人を信頼する力を保てるし
そのままの自分に自信が持てるようになり
かえって打たれ強く、回復力も素晴らしい。


子どもたちの感情を受け入れること
上手になる一番のコツは
まずは大人自身が自分の感情に気づき
感じることを自身に許すことです。

自分が楽になり、心に余裕があれば
子どもに限らず色々なことを
受け止めやすくなります。

慣れていない場合、練習は必要です。
でも、必ずできるようになります。

大人も子どももたくさんの人が
感情を豊かに感じられるようになって欲しいなと思います。



(株)メンタルサポート研究所グループ
インナーチェンジングセラピー
心理カウンセラー   横内慶子




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【参加費】

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資料とお席の準備のため、事前にご予約をお願いいたします。


【お問い合わせ・お申込み方法】

下記フォームからもお問い合わせ・お申込みいただけます。

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参考関連サイト


(株)メンタルサポート研究所: 

http://www.mentalsupport.co.jp


メンタルサポート研究所コミュニティ: 

http://www.ms-ken.com


(社)メンタルヘルス協会: 

http://www.mental-health-association.jp