昨日は仕事納めでした。

正直言うと、納まってないのを無理くり納めた風な感じ。

すでに、新年あけたときの慌ただしい自分の様子が目に浮かぶ…。



実は年末に向けて一つ、気持ちがおさまらないことがありまして、数日もやもやしてました。



12月23日に年内最後の、心理カウンセリング力養成基礎講座の体験講座を行なった時のこと。


朝9時に、会場に到着したら、いつもとは様子がちがいます。

同じフロアにものすごい大掛かりな機材があって、いつもは開いていない外に出られる通路の扉も開いていて、人が何人か出入りしてる。


最初は、工事かなにかしているのかと思っていたのですが、私が体験講座で使う部屋の手前には、モニターがいくつかあり、7〜8人の人たちがその前に椅子を並べて座っていて、通り道をふさがれてる。


どうやら何かの撮影をしているらしい。



あとで聞いたらある衛星放送の柴崎コウさんが出るテレビドラマとのことで、ご本人もいたそう。

 


そんなことは知らないし、私には関係ないことなので、モニターを見ている人たちの横を通って、部屋の方に向かいました。


で、会場の準備を始めまして、お手伝いに来てくれた方と話をしながら準備をしていると、ADらしき人が「すみません声がうるさいの静かにしてもらえますか」とのこと。


ドアが開いていたので、それは申し訳なかったと思い「すみません」と言って扉を閉めて準備を続けました。

 

 

体験講座、この日は10名以上の方が来てくださいました。


開始5分くらい前に、参加者の方が、乾燥しているので飲み物を買いにやトイレに行くために廊下に出ると、その撮影の人から「通らないでください」と足止めをされて行かれないとのこと。


勝手になんなんだと思い、会場の受付に内線をして事情を話して、「困りますのでなんとかしてもらえませんか?」とお願いをしました。


 

その電話をしていると、さっきのADらしき人が入ってきて、「ドアの開け閉めの音が響くのでそっと開け閉めしてください。それか開けっ放しにしてもらっていていいですか?」という。

 

口調は丁寧ですけど、そういう問題じゃない。

何をこの人は言ってるんだろうと思い、反論しました。


 

私「撮影があるとは聞いていませんでしたし、そちらの都合ですよね。こちらも仕事で部屋をお借りしているんです。これから講座が始まるので、そうしたら扉を閉めますが、後から来られる方もいらっしゃるので、ドアの開け閉めはありますし、説明をいちいちしてる余裕はありません。それに参加者の方が通れないのは困ります」


 

ADらしき人「本番の間は1分ほどなので、その間だけなので」


私「いつが本番かどうかなんてわかりませんし、こちらの方も参加者の方にご迷惑がかかるのは困ります。」


ADらしき人「なんとかお願いします」


私「こちらの方こそ、お願いします。」

 

と、全く噛み合わないし、埒があかない。


 

ドラマの撮影にあたったことがないから他の会社がどうなのか知りませんし、会場の方とどんな話になっているかわかりませんが、とっさの正直な感想は、撮影といえばなんでも許されると思っているのかしら?ということでした。


単に監督さんや俳優さんに怒られないように気を遣っていただけなのかもしれませんけど、それは単にその現場の段取り不足なだけだと思いました。


 

とりあえず、時間になったので、扉を閉めて、参加者の方に謝りつつ体験講座を始めました。



講座中も時々監督さんの「カット!」の声とか、スタッフの合図の声とかがこちらの部屋の中にも聞こえてくる。

 

体験講座の午後は、面談があって、二人で話をしているときにも、ノックをしてきて、「笑い声だけもう少し抑えてくれませんか?」と言って、ペコペコしながら部屋を出て行く。


その時はあっけにとられてしまったのもあるし、私がお話している方へも配慮して、とっさにに何も言えなかったのが、思い返すと尚腹立たしくて。



最後、撮影が無事終わったのでしょう。大きな声と拍手で祝う声。

そっちの声のがよっぽどうるさい!


 

こちらの二人だけの笑い声には静かにしてほしいと言うけど、それらの大きな音や声がこちらにどんな影響があるのかは全く考えてないんでしょうね。


 

その場で腹が立てられて直接言えたのはよかったけど、思い出すとまだ残っているこのもやもやの気持ちはなんだろう?

 

しばらく考えているうちに、アサーションのことを教えてくださった、平木典子先生の話を思い出し、本当の意味でアサーティブじゃなかったんだということに気づきました。



そうだ。自分の気持ちを言えていたつもりだったけど、本当の意味で自分の気持ちを大事にすることをしきれてなかったのかもしれない。

 

 

撮影隊の出している音の方がよっぽどうるさいし、迷惑だったのにも関わらず、向こうから「静かにしてもらえませんか」と一方的に言われていることに、理不尽さは感じつつま、そのことをその場で全て言えなかった。


それは、こちらも参加者の皆様に失礼になるので、そちらにばかりかまけていられる状況じゃなく、別に撮影の邪魔をしたいわけでもないし、と、自分の気持ちよりも向こう側を気にかけていて、どこか遠慮と我慢をしていたことに気づきました。


 

ほんとは、向こうの方こそ周りに気を使うべきだったことだし、「ご迷惑おかけするかもしれませんので、何かあれば対処します」と言うべきことだったろうと思う。

 


感情処理はしたけれど、やっぱりどうしても気持ちが納まらなくて、このまま年を越すのも嫌だなと考えた結果、そのテレビ会社に電話することにしました。



代表の番号にかけてお話をすると、カスタマーセンターへ。


さすがに、カスタマーセンターでもこういう苦情は初めてだったらしく、困っておられる様子ではあったのですが、きちんと話を聞いてくださいました。



撮影によりこちらが困った状況になったことや、おかしいと思うこと、納得していないことをお伝えし、それを当日対応した方にも伝えていただきたいし、時間がかかって構わないので、その結果を教えてくださいと言いました。



年明けにはなるけれど(そりゃそうだ)必ず連絡をいただけるとのことおっしゃっていただけましたし、一人で悶々とせず、とりあえずは伝えられたということで、だいぶスッキリしました。



昔は気を遣って言いたいことも言えなかった自分が懐かしい。


我慢するのが当たり前だったし、その場で怒りを感じることもなかったし、後で気づいたとしても一人で「なんであの時言わなかったのか」と自分を責めながら、くよくよし続け、恨みを持って影で文句だけ言って終わっていたと思います。



怒りの感情を適切に表現することは、今ある問題解決のパワーになります。

不当な扱いから自分や自分の大切なものを守るためにも、心の健康にも大事なんだなとあらためて感じました。



今日は、年内最後の鍼の後、大掃除と年賀状書き


の前に、カウンセラー仲間の陽子さんとコメダ珈琲でお話納めもしました。



できるだけもろもろ納めて新年を迎えたいと思います。



体験講座と


楽しいひととき。




(株)メンタルサポート研究所グループ

インナーチェンジングセラピー

心理カウンセラー   横内慶子

HPこころの庭

 


 

 

************************

 

2019年1月27日開講予定

『心理カウンセリング力(りょく)養成基礎講座・越谷2期』体験講座

 

体験講座では、この講座で学べること、カウンセリングの特徴、性格の成り立ち、内面から変わる方法についてお話しするほか、実際のカウンセリングもご覧いただけます。

 

【体験講座日程】(1回2時間)

※年内の開催は終了しました。

2019年

1月 13日(日) 10:00〜12:00

1月 13日(日) 14:00〜16:00

 

【会場】

越谷コミュニティセンター (サンシティ) 会議室

埼玉県越谷市南越谷1-2876-1

(JR南越谷駅 または、東武スカイツリーライン 新越谷駅から徒歩3分)

 

【参加費】

無料です

資料とお席の準備のため、事前にご予約をお願いいたします。

 

【お問い合わせ・お申込み方法】

下記フォームからもお問い合わせ・お申込みいただけます。

https://ws.formzu.net/fgen/S70333791/

 

 

 

参考関連サイト

 

(株)メンタルサポート研究所: 

http://www.mentalsupport.co.jp

 

メンタルサポート研究所コミュニティ: 

http://www.ms-ken.com

 

(社)メンタルヘルス協会: 

http://www.mental-health-association.jp