世代性と停滞性

エリクソン心理社会的発達理論
発達課題のうちの7段階目
成人期後期の心理的課題

世代性は、ジェネラティヴィティ
Generativity)という
エリクソンの造語です。
生成継承性とも訳されます。


知識や経験を継承し新しいものを生成することで
次世代を支えるものを生み育んで関心を抱く

という意味を持つそうです。


個人差はあるけど成人期後期の時期は
40〜64歳くらい、らしい。


これまで学んだ知識や経験を
次世代に伝達し、新しいものを生成すること
そのことにより自分も成長していく時期

次世代から必要とされたことを
自ら積極的に与え
新しいことを生み出していくことで
他者から求められる好循環が生まれ
世話(care)の力を獲得する

でも、次世代への関心や関わりが少なく
自身の知識や経験を伝えようとせず
関心が自分の欲求や満足に向いてしまうと
与えないから求められないという
悪循環から停滞する


7月の倉成先生のワークで言われて初めて
どうやらこの課題にぶつかっていることを自覚。
今年47歳だから、そうか、と思い。


最近なんとなく自分の中で停滞中で
何かを変えないといけない気がしていて

何となく自分が思っていたよりも
色々できているらしい気もしてるけど
やっぱり心の奥底にはどこか自信がなくて

いったい自分に何ができるんだろう
私はどうやって生きていくんだろう

そんなこんなをとりとめなく話をして
お話だけで終わったワーク。


終わった後にものすごく疲れて
その日は気持ちが落ち込んで
それからもしばらく、ちーんとなって
日常の仕事は前と変わらずやりつつ
今も頭と心のどこかで考え感じています。


次世代のために何かを伝達していくためには
これまでにある程度自分を確立していないとだし
そもそも、知識や経験が何も身についてなければ
伝達できるものがないわけだから
停滞していくことになるわけで…


客観的に見れば
「何もしてない」「何もできてない」
は、事実ではないのはわかる、頭では。

でも、感覚としては
「ただやっただけ」な感じ。
だからだと思うけど
やってきたことを言葉にしようとすると
ふと悲しくなる。



継承ということでいえば
もし、自分に子どもでもいたら
命をつなぐということや
家族というものの中での伝承とか
もしかしたらそういうものが身近で
自然に感じられたのかもしれないのかな
と、思ったり。

でも、価値観が多様化してる時代でもあり
自分の中にある脚本の影響もあり
結局は同じよう悩んだんじゃないかな?
とも思ったり。



あとは、年齢的に
人生の正午、でもあり
中年の危機、でもあり

いろいろ転換期を迎えている
ということなのでしょう。


いずれにしても後半の人生を
よりよく生きるために大事な時期で
なんとなくですけど感じている葛藤は
悪いことではない気はしています。

自分の中を見つめながら、大切にすごそう。




(株)メンタルサポート研究所グループ

インナーチェンジングセラピー

心理カウンセラー   横内慶子

HP こころの庭

 

 

 

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