早いもので、新年度を迎えてから10日が過ぎました。


進学や就職など、新しい環境で、気持ちも新たにスタートされた方も多いのではないでしょうか?


保育園では、慣らし保育の真っ只中です。

いつもだと、0〜4歳児クラスまで、新入園児がいるものですが、今年は0、1歳のみで2〜5歳児クラスは、部屋と担任が変わった感じです。


新入園児は、それまでご家庭で、ママやパパと過ごしていたのですから、いきなりの母子(父子)分離で、最初2時間の保育中もずっと泣いていたり、部屋を出ていこうとしたりする子もいます。


そりゃあ、知らない大人や他の子たちの中にいるのは怖いだろうなと思います。


でも、進級した子たちも、新しいお部屋になり、担当の保育士も変わり、場合によっては、担任だった先生が異動になって他の保育園にいったり、自分たちの意思とは関係なく訪れた変化に、戸惑う子も少なくありません。


それでも

「なんで◯◯先生いないの?」と聞ける子や

「ママに会いたい」などと泣ける子の方が、まだ安心です。


一番気にしているのは、本人が気づいているかいないかはわからないけど、ぐっと一人で我慢してしまう子どもたちです。


ほんとうに、あまり気にしていない順応力の高い子もいますが、平気そうな顔をするのが上手だったり、元々あまり自己主張をしない子だったりは、知らない内に疲れて身体にでたり、みんなが落ち着く1〜2か月後に不安定になったりするケースもあります。


子どもたちはまだわかりやすいですが、私は大人も一緒だろうなと思います。


入学や就職も、嬉しいことである一方で、環境の変化は、体にも心にもどうしても負荷がかかります。


特に、初めての場所であれば、自分の身の置き所とか、何をしたらいいのかとか、わからないことがたくさんあること自体もストレスになるものですし、また新たに人間関係を築いていかないといけないとなれば、それなりの労力も使います。


嬉しいことのはずと思って、そういったストレスを見落としたり、体調を崩したり、がんばろうとすればするほど空回りして落ち込んだりすることもあります。


新年度にあたっては、まずは大きな環境の変化の中では、ストレスがかかるのが普通なんだということを知ってもらえたらと思います。


そして、なんか調子が出ない時などは、「こんなことぐらいで」とは思わず、「疲れるのも無理ないよな」と、家に帰った後でもよいので、自分に優しくすることを心がけて欲しいなとも思います。


また、自分が望んで起きた変化でもそうなのですから、自分の希望ではない変化にはなおのこと、ストレスがかかります。


最近、私の身の回りの方々を見ていて感じるのは、人事異動や昇進、抜擢などでのストレスは大きいなということです。


昇進も、タイミングが悪かったり、その役職を望んでいなくてもならざるを得なかった時は、相当なストレスがかかります。


友人など、近しい人たちについては、できるだけ

「嫌だな」

「なんでならなきゃいけないの?」

などの思いをいっぱい言葉にしてもらって、

「そうだよねぇ」

と、話を聞くようにしています。


ついね、「期待されてるからだよ」「あなたならできるよ」など、励ましたくなるかもしれませんが、本人に余裕がない時は逆効果になることが多いように感じます。


嫌な気持ちを理解してくれる人がそばにいてくれると感じられ方が、前に進むための力になると思うので、愚痴を受け止めてもらえる場所を作るのも大切です。

よかったら参考にしてみてください。


私自身が、会社などで欲しくない役席をもらった時に、発散のためによく使っていた考え方は、


「なりたくてなったわけじゃないし、やるべきことはどうせちゃんとやるんだから、いいたいことや文句ぐらい言わせてよ」


でした。


それぞれの状況や関係性により、言いたい相手に、実際に言いたいことが言えるとは限りませんが、せめて、自分が自分の味方にはなれるのかなと思います。


新年度といえば桜

ソメイヨシノなどは、もう終わりですね。

次楽しめるのは八重桜かな。




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