先週、以前勤め先で大変お世話になった方の訃報を人伝に知り、その当時に一緒にお仕事させていただいていた方々と、お通夜に行ってきました。


母と同い年の78歳。

今の時代だとまだ早い…。


斎場に着くと、モニターに写真が何枚か映されていて、ご家族での旅行や元職場での笑顔の写真ばかり。


一緒にお仕事させていただいた、最後の職場を退職されてから何年も経つけれど、私たちのグループだけでも、10人以上いましたし、全部で50名以上はこられていました。


お通夜で10年ぶりくらいにお会いした方もいて、お別れはまだ信じられない気持ちもあり、とても寂しいけれど、こうやって人の縁を繋いだ人生だったのだろうと思い、「ありがとうございました」と心の中でお礼を言いました。


奥様が喪主でおられて、奥様の方から定年退職後にも親交のあった方に連絡をくださり、「こんな時期だし悩んだけれど、主人が楽しく仕事をしていた頃の皆様だから知らせたいと思って」とお話をされていて、本当にありがたかったですし、とても仲がよかったご夫婦でした。


蕎麦打ちが得意で、時々蕎麦会を開いていましたが、その奥様が夜遅くに片道1時間ほどの送迎に来てくださっていたのを思い出します。


昨日は、メンタルサポート研究所の東京トレーニングで、父性についての学びをしていて、この方のことを思い出していました。


母性ホルモンのオキシトシン

男性ホルモンのバソプレシン


父親の傾向として、バソプレシン優位だと、行動力や冒険心があり、外に意識が向きやすいが、オキシトシンが少ないと自己愛的になりやすい。


オキシトシン優位だと、家庭内に関心を持ち、子どもの世話や面倒を見てくれる母性的な父親になるが、バソプレシンもオキシトシンも少ないと、回避傾向の父親になる。


オキシトシンもバソプレシンも高い(母性も父性も高い)と、強く愛情深い傾向の父親になる。


65歳以降からのことしかわからないけれど、たぶんこの方は、オキシトシンもバソプレシンも高かったように思います。

元々銀行員だった方なので、若い頃はバリバリ仕事をしていたでしょうし、仕事も趣味に対しても活動的である一方で、家族のこともとても大切にされていました。

そして、その父性を支えておられたのが、奥様だったのだろうなとも思います。


お通夜に参列した時に、死に様は生き様であることをあらためて実感し、こんな風に人から「ありがとう」と言ってもらえるような生き方をしているのかどうか?楽しい思い出を残せるのかどうか?自分自身も振り返りたいと思いました。


心よりご冥福をお祈りします。




写真は実家の紫陽花です。



(株)メンタルサポート研究所グループ

NPO こころサポート

公認心理師   横内慶子

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