私たち夫婦の歴史的大事件②

 

 

お互いの言葉の背景はどうだったかというと・・・

 

『じゃあ、別れよう』

 

反射的に出た私の言葉の背景は

こうでした…

 

・この人は私と条件付きで付き合ってるんだ

   条件第1位:女

   条件第2位:子供が産める健康な体

 

   私が私であることはその下の下なんだ、

   私であることが1番じゃないならそんな人と付き合いたくない

   (だったら私である必要はない)

 

・家族は大切にするべきでしょ

 

・家族を大切にする気持ちが分からない人と家族になっても幸せになれるはずがない

 

・こんな人だと早く気づいて逆に良かった

 

・悩んでいる時間はない

 

・今いない命(子供)より今ある命(父)を守りたい

 

 

 

 

『将来子供を産める体かどうか分からないゆきを受け入れる覚悟はない』

 

パートナーの言葉の背景は

こうだったようです…

 

・ドナーになることをやめさせたかった

 

・意思があまりにも強くやめてほしいと言えないまま話がどんどん進んでいって焦った

 

・家族を救いたいという気持ちが分かるからこそやめてほしいと言い出す勇気がない

 

・ゆきの体にメスが入ることが心配

 

・肝臓を切ることで体にどう影響が出るのかわからない漠然とした不安

 

・母から孫が欲しいという想いを聞いていた直後で、長男としてその想いに答えたい

 

・母に心配かけたくない、母を幸せにしたい

 

・どう解決したらいいか分からなくなり知り合いに相談するしか考えられなかった

 

・どうにかやめさせたいの一心で、アドバイスの言葉をそのまま言ってみるしかなかった

 

 

 

 

パートナーの言葉の背景を知った時

 

『な~んだ、そうだったんだ~!』

 

私を心配し、

そして彼もまた、家族(母)を大切にしたかったのです。

 

お互いに ”家族を大切にしたい”

その想いから出発したそれぞの言葉。

 

それが私の中で理解できた時、

スーっとわだかまりが消えていったのを今も覚えています。

 

 

この大事件から

 

”基本的にコミュニケーションはズレるもの”

 

を前提に

相手の言葉・表情・行動だけをとって

自分の勝手な決めつけで相手の言葉だけを受け止めるのではなく、

 

相手の考え・感情・イメージなどの背景を

丁寧に確認し合えれば

 

”どんなにすれ違っても、分かり合える”

 

と学びました。

 

 

 

 

 

 

付き合い始めにこの経験をしたことで

 

良くも悪くも別れられません(笑)

 

向き合えば、分かり合える

 

向き合えば、自分と相手をもっと知れてもっと好きになってしまうからです

 

 

 

 

ちゃんちゃん♪