東芝が残念ながら辞退となった日本選手権。

あすの注目カードは早稲田対サントリー戦。

早稲田を常勝軍団へと変えた清宮さんがサントリー監督として母校と戦う。

一方の早稲田も、清宮監督とは全く違うアプローチで大学日本一を獲得した中竹監督のもとでサントリーに挑む。

 師弟対決という構図だけではない。早稲田が挑戦者としてサントリーにどういう戦い方をするかが注目される。

早稲田はシーズン終盤では、早いスピードで前に出るディフェンスで大学生を相手に堅いディフェンスをみせてきた。このディフェンスがサントリー相手に通用するかどうか。サントリーのセンターのライアンニコラスのオフロードパスからの突破を前に出るディフェンスでとめられるかが焦点となりそうだ。センターとして出場するサントリー山下選手を機能させずに押さえ込めるかも見所だ。

 サントリー側は優位とはいえ、スタントオフ曽我部選手の欠場がどう響くか。曽我部選手の強みである長いパスからの攻撃力が落ちるとみられるだけに、どういう試合運びをするのか。キックで確実に陣地をとり、早稲田陣でフォワード勝負に徹して、試合の流れを一気に手繰り寄せることになるのではないか。

 早稲田の勝機はあるのか。まずは、キックでの戦いでサントリー陣で戦うことが求められそう。ロングキッカーの早稲田スタンドオフの山中、フルバックの田邊両選手のゲームコントロールが鍵を握りそうだ。

 いずれにしても、早稲田らしい熱く、攻撃的な試合を期待したい。