ボールが動くラグビーはやはり面白い。

 かなり遅くなりましたが、ようやく観戦したオールスター戦。

 スコアはオールイースト87点に対し、オールウエストが55点。

 オフでの試合ということもあり、タックルも甘め。抜ける場面も多く、点の取り合いとなりました。

「ノーガードの打ち合い」は間延びしがちだが、ラグビーの面白さを感じさせてもらえる試合でした。

 自陣からでも積極的にパスを回し、ランで攻める。キックしても、裏に蹴りだし、トライを奪うための「攻め」の選択ばかりでした。

 シーズン中の試合は、どうしても勝利優先。自陣から攻めるのはリスクを伴うので、自陣から確実にキックすることが多い。

 ルール改正の影響でノータッチキックが増えましたが、カウンターに対する防御が整備されたためか、キックでボールを受けたチームもカウンターより蹴り返す場面が増えました。キックの蹴りあいが多くなったのです。

 どうキックを有効に活用し、優位に試合を運ぶか。いかに時間と地域を奪うか。そういう視点でラグビーを観るのも面白いのですが、やはり「マニア」な楽しみ方です。ボールが動くラグビーを狙ったはずのルール改正は不発に終わった感があります。

 日本のラグビーにとって重要なのは底辺の拡大。子供たちにラグビーをしたいと思ってもらえるか。だが、テレビ中継も減り、ラグビーをみてもらえる機会が減りました。少ないチャンスを生かしてテレビで見てもらう試合は、緊張感はありますが、ラグビーの魅力を十分に伝えられているのかどうか…。

 そういう意味でも、オールスターを続け、いろんな地方でやってほしいと思います。新年度が始まる前でもあり、オールスターをみてラグビー部に入る子もいるかもしれません。ラグビーの露出が減った今だからこそ、誰が見ても面白いゲームが求められています。
 
 ラグビーが「マニア」だけのものであっていいはずがない。そう思うのです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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