ベンチのトトロ | 色遊美(いろあそび)日記

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工作や料理、起業についてのブログです。
副業で、全て0からスタートされる方の参考になればと思い、試行錯誤を記載していってます。

こんにちは、「色・遊・美」のハルです。

この、ベンチに座ったトトロが、あまりに小さくて吹き飛ぶので、1枚だけ半端にあったコースターに固定してみました。

本当は、くろすけの隣にミニサイズの杉の木が立っていたのですが、何度も吹き飛んでいるうちに取れてしまった様子。

4年程前に見本の一つとして作ったもので、これだけは妙に気に入ってたので、手元に残してました。

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ワインボトルのコルクは、ハサミでカットしてます。
切れずに苦戦したのが、逆に木を切り倒した感じになって良い味がでました(笑)

確か、これは木工ボンドでくっつけてます。(その当時は、メディウムというものを知らなかった)

黒豆くろすけは、ニスも塗ってませんが、皮も剥げずに健在。

簡単に、シーグラスを貼っちゃいましたが、トトロを大きく見せるために、ミニチュアサイズの苔とか森とかを作ってくっつければよかったかな~?と、後から思いました(笑)

気が向いたら、残りのドングリで改めてトトロから作ってみます。


これを、以前、子ども達に作らせた時は、ワインコルクの他、シーグラスや貝、石、石炭(海で洗われてつるつるのもの)などの素材を土台として用意し、好きなようにトトロとくろすけを作って貼るという形にしてました。

中には、コウイカ(烏賊)の長い骨の上に並べた子や、石炭を重ねたり、シーグラスを屏風のように建てていた子もいて、それぞれ独創的なものを、気がすむまで好きな数だけ作っていたのを覚えてます。

自然素材の良いところは、採集さえしっかりしていれば、満足するまで作らせてあげられること。

作業は「作り足りない、まだしたい…」で終わらせた方が良いという意見もありますが、子どもが「もういい…おわり♪」と満足して(卒業して)しまうまで行った方が、様々な場面において子どものトラブルは起こりにくくなります。
そして、そういった形で育った子は、自己肯定感や自己決定力が高い傾向が。

子どもは、何かを作りはじめると気がノッているその時に、一気に仕上げてしまいたいもの。
できれば、子どもが邪魔されず集中して行える時間を、達成感の大切さと上記を理解している大人が、盾になってでもしっかり確保する…というのが、子どもにとっては、本当は良い形です。

「大人の時間の都合」で常に振り回され、自分で意思決定する場面も、意思決定が尊重される場も少ないのが、子どもたち。

学校でも家庭でも学童でも、こう「しなければならない」「してはいけない」…ということが殆どの場面で決まっており、指示された通りに行動することが強制され、どうしたい!という意思があっても、自分で行動を決定できる機会があまりありません。

「他の人の顔色を見ずに、自分で決定して決め」「失敗しても自分で責任をとる」ということも、訓練の賜物。

工作は、作る課題が決まっているとしても、材料に選択の余地を残せば、この2つの要素が満たされるため、子どもにとっては知育以外にも、良い情操教育となります。

…できれば、子どもが満足するまで、邪魔をされないだけの造形活動の時間を確保してあげて下さいね。



また、自然物を使った工作は、コストもかからない上、採集から子どもと行い、子どもの興味を導きながら、遊びの中で発展学習へつなげれば、自然体験活動、環境や生態系、歴史、地学など、発展させようと思えば、いくらでも関連づけて系統だてたプログラムが作れる遊びです。

社会科や生活科、特別活動、上手く使えば道徳などの教科にも繋げることができるので、
単なる工作で終わらせず、学習指導要領に沿いながら※、子どもに合わせて興味を拡げていって欲しいな…と思います。



(※子どもには物事を吸収する最適時期があるので、学年や教科毎の到達目標の目安が判る・家庭やその他の機関で育成を行っても、教育に一貫性がとれ、相反することがないため)


長文完読、ありがとうございました☆