少し古い映画になるが、ビューティフルつながりの映画を紹介する。

ミスコンのロードムービー「ビューティフル」やナチス映画の名作「ライフ・イズ・ビューティフル」(イタリア)も捨てがたいが、今日紹介するのは、「クレイジー/ビューティフル」(2001年、アメリカ)。

クレイジーな彼女とビューティフルな彼氏という取り合わせから付けられたタイトルだろうが、タイトルにセンスは感じられない。しかし、見応えは十分。そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-C/B2


高校で落ちこぼれの二コール(キルステン・ダンスト)は、父親が議員で裕福な家に育つが、後妻との折り合いが悪くて家に居場所がなく、酒浸りで自滅的な生活の日々。

そんな希望も何もない毎日を送っていた彼女が、ある日、決して裕福ではないが自分の夢を持ち誠実に生きている青年、カルロス(ジェイ・ヘルナンデス)と出会う。カルロスは貧民街から3時間かけて高校に通い、海軍士官学校への進学を夢に勉強に励み、高校のアメフト選手としても活躍しているという非の打ちどころのない青年。しかもイケメンである。


二人は激しい恋に落ちていくが、カルロスに捧げる二コールの愛は全身全霊のものであったため、カルロスは学業、アメフトとも中途半端になっていく。

やがて、ニコールは、彼の人生を邪魔しているのでは、という苦悩を抱くようになり・・・。


ニコールだって、好きで悪い娘になったわけじゃないはず。

そんな彼女の恋だけでなく、いつの間にか、彼女の人生そのものを応援していた。

評価は★★★★☆