本作品は、2004年製作のイギリス映画。

家庭内暴力の夫から子どもを連れて逃げ出し、健気に生きる母と子の物語。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-Dear.フランキー


リジー(エミリー・モーティマー)は、DV(家庭内暴力)の夫から逃げ回っており、9歳の息子フランキー(ジャック・マケルホーン)と老いた母ネルを連れて、引っ越し先のグラスゴーに近い海辺の町に向かう。
フランキーは、父親の暴力が原因で耳が聞こえなくなっていたが、本人はそのことを覚えていない。


リジーは、フランキーに「父親は船乗りで、世界中を回っている」と嘘をついていた。
その裏づけとして、リジーは父親の振りをして、ずっとフランキーに手紙を書き続けていた。


ところが、ある日、架空の父親が乗っていることになっている船が、新しく来た町に寄港するという。
リジーは悩んだあげく、一日だけ息子の父親役になってくれる船員を探す。
そして、友人のマリーに男(ジェラルド・バトラー)を紹介される。


いよいよ父親役の彼とフランキーの対面。フランキーはその男を心から慕うようになり、男の方も愛情を感じていく。
そればかりか、リジーと男の間にも愛情が芽生え始めたが、寄港の2日間はアッという間に過ぎていった。


男と別れたその夜、リジーは、本当の父親から投稿されたという新聞へのメッセージを母ネルから見せられる。
意を決して、紙面に書いてある連絡先に電話を入れると…。


子どもを想うがためにつき始めた母の嘘。
いつまで嘘をつき通すことができるのか。果たして、嘘をつき通すことが正しことなのか。
評価は★★★☆☆