本作品は、2010年製作のアメリカ映画。

トニー・スコット監督&デンゼンル・ワシントンの5度目のコンビ作。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-止まらない


ペンシルバニア州のある操作場で、機関士は、最新鋭の貨物列車777号を移動させるため、エアブレーキが外れていることを知りながら発車させた上、運転席から離れ、おまけにブレーキ操作を誤ってしまう。
(いかにも暴走してくださいというシチュエーションだが、実話ベースらしい)


そして、ブレーキの壊れた貨物列車777号は、無人のまま暴走を開始することになる。
貨物列車の積荷は、19万リットルの発火燃料に加え、発火性の強い大量の有毒化学物質(フェノール)で、このまま暴走を続ければスタントン郊外の急カーブで脱線転覆してしまい、大惨事は免れない。
操車場長のコニーは、とてつもなく深刻な事態が発生したことを認識し、州警察に緊急配備を依頼する。


その頃、勤続28年のベテラン機関士バーンズ(デンゼル・ワシントン)と職務経験4か月の車掌コルソン(クリス・パイン)は、この日初コンビで、旧式機関車1206号に乗り込み、勤務に就いていた。
会社からは777号の停止作戦には手を出すなと命令されるが、バーンズは、30年近い勤務経験で培われた勘と経験から、会社の停止作戦は絶望的と判断し、命令を無視してコルソンとともに1206号で777号の後を追った・・・。


停止作戦と暴走列車のスピード感に手に汗握り、それぞれ悩みを抱えるバーンズとコルソンの人間ドラマが加わって、見応え充分。評価は★★★★★