本作品は、1990年製作のアメリカ映画。

アンソニー・ホプキンスとジョディー・フォスターという演技派2名が出演しており、1991年のアカデミー賞主要5部門を制した傑作。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-沈黙


若い女性の皮膚を剥いで死体を川に流すという残忍な連続猟奇殺人“バッファロー・ビル事件”が発生する。
FBIアカデミーの訓練生のクラリス・スターリング(ジョディー・フォスター)は、上司からある任務を課され、州立の精神病院を訪れる。


それは、患者を9人も殺して食したたことで隔離されている元天才精神科医ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に、バッファロー・ビルの心理を読み解いてもらうというものだった。

レクターは情報を与える交換条件として、クラリスに彼女自身の過去を話すことを要求する。

そして、少しずつではあるがレクターから手掛かりを引き出すことに成功し、事件の真相が少しずつ明らかになっていく。

二人が接触する理由に気づいた精神病院院長のチルトン博士は、自分の出世欲のために全面協力を申し出て、あろうことかレクター博士を牢屋の外に出してしまう。そして…。


見所は、なんといっても、2人の名優が繰り広げる息詰まる心理戦。
クラリスの心の闇とは何か。それがバッファロー・ビル事件とどう関連してくるのか。
必死に犯人を追うクラリス、そしてレクターの全てを見通すかのような圧倒的な存在感。


アカデミー賞主要5部門受賞は伊達じゃない。評価は、もちろん★★★★★