本作品は、2002年製作のアメリカ映画。

今日は25日なので、エドワード・ノートンの魅力全開の作品、「25時」を。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-25


濃い闇の中、モンティ・ブロガン(エドワード・ノートン)は瀕死の犬を拾う。
数年後モンティは、朝もやの中で、ぼんやりと犬と一緒にベンチに座っていた。
ニューヨークはブルックリンで暮らすドラック・ディーラーのモンティは、麻薬捜査局に逮捕され、刑務所への収監が決まっており、25時間以内に出頭しなければならない。刑期は7年。

残された時間で、麻薬密売組織のボスに最後の挨拶を済ませ、その後、2人の親友と恋人の4人で、収監前最後の夜を馴染みのクラブで過ごす予定でいた。


モンティの2人の親友は、グランド・ゼロを見下ろす窓のそばに座って、彼の見通しについて議論している。
モンティの将来をいくら考えても、7年間の刑務所暮らしに明るい兆しは見い出せない。それどころか、優男のモンティが受刑者の餌食になることが心配される。


モンティはモンティで考えていた。
一体だれが自分を警察に売ったのか。商売敵か、組織のメンバーか、それとも恋人のナチュレか。誰もが裏切り者に見え、疑心暗鬼に駆られる。
人生を台無しにした自分への怒りや進み続ける時間への焦りが、自分の感情とは関係なしに回り続ける世界への苛立ちとなる。
その場しのぎで大金を手にできる麻薬密売はうまい商売だった。しかし、目の前の幸せは幻のように消えてしまった。頂点から奈落の底へ。


刑務所に入るくらいなら自殺か、それとも逃亡か。

果たして、モンティの決断は・・・。


目まぐるしく変わる複雑な感情を見事に演じきっているエドワード・ノートンが印象的な作品。評価は★★★☆☆