本作品は、2005年製作のアメリカ映画。

同じ年の作品にジョディー・フォスター主演の「フライトプラン」があるが、「パニック・フライト(原題:RED EYE)」の方がアメリカでは6ヵ月早く公開されている。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-PF


マイアミの豪華ホテルでマネージャーとして働くリサ(レイチェル・マクアダムス)は、郷里テキサスからの帰りに深夜フライトに乗り込む。
偶然にも空港で知り合った好青年のリップナー(キリアン・マーフィー)が隣の席に座ってきた。
リサは最初、そんな出会いに運命的なものを感じたが、リップナーの正体は、国家要人暗殺を企てるテロリストの一員で、リサの隣に座ったのは偶然ではなかった。
最初からリサを利用する目的で近づいてきたのであった。


地上30,000フィートの機内で、リサはリップナーに脅迫される。
リサが勤務しているホテルに機内から電話をかけ、宿泊する要人の部屋を変えさせろというのだ。
言うとおりにしないと、郷里で暮らす父親の命はないと脅される。


しかし、リップナーの言うとおりにすればその要人の命が危険に晒されることは明白。
リサは、なんとかして両方を助けることはできないかとリップナーの隙を探し、欺こうとすのであったが…。


主役が地味ということで日本の劇場公開が見送られた作品のようだが、突如として巻き込まれた犯罪に必死で立ち向かう美しいレイチェル・マクアダムスとテロリスト役の不気味なキリアン・マーフィー、両方とも申し分ない。
テンポよく話が進み、かなり楽しめる作品。評価は★★★★☆