本作品は、2002年製作のアメリカ映画。

大好きなレイチェル・マクアダムスのコメディ作品。共演のロブ・シュナイダーがいい味を出している。

単なるおバカ・ムービーと切り捨てるにはもったいない作品。製作総指揮はアダム・サンドラー。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-HC

カリフォルニアで高校に通う美人チアガールのジェシカ・スペンサー(レイチェル・マクアダムス)は、チアリーダーの仲間たちと、毎日を楽しくお気楽に過ごしていた。
そんなある日、彼女はショッピングモールでアンティークのイヤリングを手に入れる。
ところが、そのイヤリングには“片方ずつ2人の人間が持つと体が入れ替わる”という呪いがかけられていたのだ。


そんなことを知らないジェシカは、ガソリンスタンドで片方のイヤリングを落としてしまう。
それを拾ったのは、スタンドを襲った強盗のクライブ(ロブ・シュナイダー)。

翌朝ジェシカが目覚めると、彼女の姿がひげ面のおっさん(クライブ)に変わっていた。
ジェシカは友人たちに、おっさん姿の自分がジェシカであることを必死に説明しようとするが…。


コメディなのでストーリーよりも2人の演技が見ものだが、ストーリーもよくできている。

ジェシカは、あり得ない経験を通して大切なものを学び、そして成長していく。
今まで自分がどれほど恵まれていたか、友だちや家族の存在がどれほど大きかったかなどを。


果たして、ジェシカは無事、元の姿に戻ることができるのだろうか…。

はからずも大切なことを学んだジェシカが元の姿に戻れたとしたら、そのとき彼女は初めて、真の“ホット・チック(素敵な女の子)”になったと言えるのだろう。
評価は★★★★★