本作品は、2007年製作のアメリカ映画。

この作品も、メイン・キャストではないが、ズーイー・デシャネルが出演している。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-テラビシア


田舎町の貧乏な家庭に暮らす11歳の少年ジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)は、姉2人と妹に挟まれた目立たない存在で、学校ではいじめにあっていた。
そんなジェスの唯一の楽しみは、奇妙な生き物など、空想の世界をスケッチすることだった。


ある日、ジェスの隣家に、裕福な芸術家の娘レスリー(アナソフィア・ロブ)が引っ越してくる。
彼女は、田舎には珍しい個性的なファッションのため女の子たちから変わり者という目で見られ、運動神経の良さからカケッコで男の子たちを負かしたことで、男子たちからは生意気な女という目で見られるようになる。


しかし、ジェスは偏見を持たないレスリーに惹かれ、レスリーは絵が上手くて想像力のあるジェスに惹かれていく。
いつしか二人は一緒に過ごす時間が多くなり、小川の向こうにある近所の森に、空想上の王国“テラビシア”を築き、遊びや冒険を通して友情を育んでいった。


そんなある日、ジェスの芸術的才能に気づいていて、何かと目をかけるけてくれる音楽教師のエドマンズ(ズーイー・デシャネル)が、ジェスを博物館に誘う。
先生に思いを寄せていたジェスは有頂天になり、レスリーと王国で会う約束をすっぽかして、先生と一緒に出かけていく。
そんなことを知らないレスリーは、ジェスを待たずに一人で小川を越えて王国に入ろうとするのであったが…。


ちょっと内気で感受性豊かなジェスが、自由奔放で個性的な少女を好きになり、綺麗な学校の先生に憧れるというありがちなシチュエーション。その両者の反応もまんざらではない。

しかし、そんな幸せ気分のジェスをどん底に突き落とす事件が起きる。

自分を責めるジェス。果たして彼は、そこから立ち直ることができるのだろうか…。評価は★★★★☆