本作品は、2010年製作のアメリカ映画。

難病の子どもを救うために奮闘する父親と研究者を描いた、実話を基にした感動作。父親役はブレンダン・フレイザー。頑固で変わり者の研究者を演じるのは、製作総指揮も務めたハリソン・フォード。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-小さな命


ジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)はオレゴン州ポートランドに暮らすエリート・ビジネスマン。
妻アイリーン(ケリー・ラッセル)と3人の子どもと幸せに暮らしていた。
ところが、3人の子どものうち2人が、ポンペ病(4万人に1人が発症)という難病に侵されていることが発覚する。


ポンペ病患者の平均寿命は9年。有効な治療が見つからないまま、長女のメーガンが8歳を迎えた。
そんな時ジョンは、ネブラスカ大学にポンペ病研究の第一人者であるロバート・ストーンヒル博士の存在を知る。

車を飛ばしてロバート博士を訪ねたジョンは、彼の研究に治療薬開発の希望を見出した。
そして、エリート・ビジネスマンという地位を捨て、子供たちのために、ロバート博士と共同で、治療薬開発のための製薬会社を立ち上げるのであった。


しかし、思ったように成果は上がらず、時間だけが空しく過ぎてゆく。
焦りながらも資金繰りに奔走するジョンと、進まない研究に苛立つロバート博士。
二人は次第に険悪なムードとなり、裏切りと諦めが頭をもたげ、法律の壁にも阻まれ、いつ空中分解してもおかしくない状況にまで追い込まれていく。


果たして、二人は、共通の目標に向かって再びタッグを組み、小さな命の呼びかけに応えることができるのだろうか。評価は★★★★☆