本作品は、1998年製作のアメリカ映画。

エディ・マーフィ黄金時代以外の作品としては、なかなか面白い。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-ホーリーマン


リッキー・ヘイマン(ジェフ・ゴールドブラム)は、TVショッピングのプロデューサーだが、彼の製作する番組は不人気で、TV局の業績不振の一因となっていた。
ある日、そんな彼にしびれを切らした社長は、2週間以内に何とかしなければ解雇すると告げる。
打開策が見出せないまま、彼女との仲もギクシャクするようになり、リッキーは自暴自棄になっていた。


そんな彼の前に“G”と名乗る謎の巡礼者(エディ・マーフィ)が現れる。
リッキーは旅の途中のGを家に招き、好きなだけ泊まっていくようにと歓待する。


Gはリッキーの悩みを聞いて、何とか力になって恩返しをしたいと考えていた。
いつも穏やかでニコニコしいるG。彼は誰に対しても優しく、その独特の語り口調に多くの人が惹かれていった。
そんなGの話術に魅力を感じたリッキーは、一発逆転を狙って彼を自身の番組に、商品紹介者として出演させることを思いつく。


Gはこれを快く引き受けるが、彼は全く商品を勧めようとせず、哲学的なことを語るばかり。
ところが、その語り口が大当たりで、G見たさの視聴者から商品への注文がどんどん入るようになる。
結果的に商品が売れるようになったのだが…。


エディ・マーフィが主役的な脇役という異色作品だが、納得のヒューマン・コメディ。評価は★★★★☆