本作品は、2009年製作のアメリカ映画。

第82回アカデミー賞で脚色賞・助演女優賞を受賞した作品。マライア・キャリーが本作品に惚れ込み、ノーメイクで出演している。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-P


1987年、ニューヨーク・ハーレムで暮らす16歳の少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)は、実父と義理の父のレイプによって2度も妊娠をさせられ、母親メアリー(モニーク)からは精神的にも肉体的にも虐待を受けていた。
12歳のときに産んだ最初の子どもは、近所に住む祖母に預けられており、“プレシャス(貴い)”という名前とは裏腹な家庭環境であった。


太っていてほとんど読み書きができないプレシャスだが、きれいになってもてはやされる自分を夢想するのが楽しみだった。
そんなプレシャスは、二度目の妊娠が学校にバレてしまい、強制退学に処せられてしまう。
そして、学校長の紹介で代替学校“イーチ・ワン・ティーチ・ワン”に通い始める。


そこでプレシャスは、自分と同じように悲惨な境遇にある仲間たちや女性教師レイン(ポーラ・パットン)と

出会い、人を愛するということを見出していく。
少しずつ読み書きもできるようにり、人生に生きる意味を見つけ、次第に強く美しく生まれ変わっていくプレシャスであったが、そんな彼女に過酷な運命が待ち受けているのであった…。


レイン先生の存在に“希望”を見出し、理不尽な人生にも拘わらず諦めることなく、自分の人生を逞しく生きていこうとするプレシャスの姿に感動する。評価は★★★★☆