本作品は、2012年製作のアメリカ映画。

主演クリント・イーストウッド、助演エイミー・アダムスで贈る、ハートフル・ストーリー。

その内容は以下の通り。


ファインダーの向こう側-特等席


メジャーリーグで数多の名選手を発掘してきたガス(クリント・イーストウッド)はアトランタ・ブレーブスの主力となる優秀なスカウトマンで、長年にわたり家庭よりも仕事最優先の生活を送っていたが、近年視力に衰えをきたしており、その実力に陰りが見え始めていた。


そんな彼には33歳になる一人娘ミッキー(エイミー・アダムス)がいた。
彼女は弁護士で、誰よりも仕事に時間を費やし、まもなく共同経営者というところまで上り詰めている。
ミッキーが5歳の時に母親が亡くなっており、父娘は現在それぞれ一人暮らしをしているが、お互いに昔のわだかまりが残っており、決して良好な父娘関係と言えるような状態ではなかった。


ガスは球団から引退をほのめかされており、今年良い選手をスカウトできなければ実質上の引退となることは避けられない。
そしてガスは、超高校級のスラッガーであるボー選手の実力を見極めるため、最後のスカウトに旅立つ。
父親の状況を球団から聞いた娘のミッキーは、父親に手を貸すことを決意し、仕事道具の携帯端末とパソコン持参でガスに合流するのだが・・・。


果たして、父と娘の関係は修復できるのか。
父の耳と娘の目で見極めたボーの評価は。
スカウトの旅を通して、最後にそれぞれが見つけた人生の特等席とは。


高齢になったクリント・イーストウッドが演じることに説得力を感じる作品。評価は★★★★☆